生かすべき偶然 ギタリスト:青木一男の『ギターリサイタル 横尾幸弘に捧ぐ』を聴いた 2010年冬

偶然が生み出す良き縁

たまたま、偶然には嬉しいこと楽しいことがあります。

予定調和ではないわけですから驚きや不安、拒絶がありうるわけですが、その偶然をどれだけ己のものにすることができるか。

臨機応変、柔軟、しがらみの排除、偏見偏向のなさ

一瞬の偶然を必然の存在へと変えることができるならば、それは人に嬉しさや楽しさをもたらしうるものであるわけですから、偶然が人としての成長を促す役割を果たすことになります。

最近の嬉しい偶然はほかにもありました。

ギターといって何を思い浮かべますか?と問われても、特に思い浮かぶことはありません。『禁じられた遊び』がかすかに頭のなかを流れるかなというほどで、キダ・タローです!というのは言葉遊びになってしまいます。

ギタリスト青木一男のCDを聴く機会をもつ

知り合いの縁で聞く機会をもったギターのCDが良かったんです。収録されている曲の大部分は知らないもので、ギターに馴染みがないだけでも不安があるのにどうしたものだろうと思っていたのですが、最初の一音で、暗闇をもたらしていた、一帯を覆う霧を払うかのように不安が晴れたのです。

たかが一音 されど一音。

その一音にかける専門家、音楽家の信念、情熱が伝わってくるかのようでした。そのたった一音に引き込まれ、途中に聞いたことがある曲もはさみながら、最後まで聞くことができました。

そのギタリストの名は青木一男(あおき かずお)です。

CD『ギターリサイタル 横尾幸弘に捧ぐ』の概要

  • CD『ギターリサイタル 横尾幸弘に捧ぐ』
  • 録音:横浜市栄区民文化センター『リリス』
  • 日時:2009年11月11日、12日
  • ディスク枚数:1枚
  • 録音・製作:N&F
  • 販売元:ユニバーサルミュージック
  • 価格:3,000円
  • ギター:青木一男

思い出してみますと、ギターのCDは自分で1枚だけ買って聞いたことがありました。10年以上前の、村治佳織『アランフェス協奏曲』でした。それ以来のギターのCD、しかも普段は交響曲を聞くことが多いものですから、ギターのソロはどうなのかと思っていたのが本当のところなのですが、心踊る楽しさもあれば、瞼を閉じたくなるほどの心の安らぎもある。

知らないことは人に言われるまでもなくたくさんある私ですが『知らぬは一生の恥』という言葉を思い出すひと時でした。

辛く悲しい偶然もあるでしょう。

反対に嬉しく楽しい偶然もある。

それを生かせば縁となる。

縁とはめぐりあわせとはいえ偶然を生かし縁となし己を生かしたいものです。それが人に伝わればなおいい。偶然が生み出す人と人との良き縁。

 

青木一男『ギターリサイタル 横尾幸弘に捧ぐ』収録曲の紹介(抜粋)

横尾幸弘『さくらによる主題と変奏(さくら変奏曲)』

第1曲目の、最初の一音で心奪われた曲です。

琴の音を思い出しながらもギターの音がもちろん聞こえてくる。その混在感の趣の深さと日本を感じさせる『さくら』が根底に流れている確かさが伝わってきます。

  • サイト記事名:青木一男 さくらによる主題と変奏 – 横尾幸弘
  • サイト管理者:YouTube KazuoAokiOfficial
  • アドレス:http://youtu.be/GXScdIoad2U  平成28年2月6日現在

F・タレルガ『エンデチャ』

1分ほどの短い曲ですが、思わず身体を動かしたくなる、印象深い曲です。

武井守成『星を見る』

水平線に沈む夕陽を見送り、しばらくして闇夜となる。

そのなかに光放ち輝く星。

その星に願いを託し心に明かりが灯る。

そんな心情が思い浮かびました。

本居宣長『赤い靴』

私が知っている童謡『赤い靴』の歌はスピーディーで、歌詞の内容からおどろおどろしい印象が強いのですが、じっくりと聞けるテンポでより強い叙情性を感じられます。

以上、全20曲

 

  • 記事名:生かすべき偶然 ギタリスト:青木一男の『ギターリサイタル 横尾幸弘に捧ぐ』を聴いた 2010年冬
  • 記事更新日:2010年12月19日、2014年1月26日、その他、2015年12月10日、2016年2月6日、2016年3月10日
  • 記事出典元:山上真の「本当に笑顔にできるんですか!!」「鈴木京香 青木一男 生かすべき偶然」

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