アニメ『ドラえもん ゆめの町ノビタランド』を見た【3】アニメと言葉 2010年春

アニメなんだから、言葉の説明は要らない

番組の冒頭で、のび太がドラえもんと一緒に、家の中でローラースケートで遊んでいた。家の中でだから当然のことながら、ママに叱られる。

そのなかで、ドラえもんが滑って転びそうになったのび太を助ける場面がある。ドラえもんはひょいと軽々と自分の頭の上にのび太を持ち上げてしまう。『どんだけ力があるんだよ、馬鹿力だな』という話だ。

それは、単純に面白いと視聴者に思ってもらうための話かもしれない。

しかしその場面は、言葉による説明ではなく、ストーリーのなかでロボットであるドラえもんの存在や性格性能を違和感なく伝え、視聴者、特に子どもに考えさせることを意味しているのではないかと思う。

仮に、これが現在のテレビ番組制作スタッフであるならば「ドラえもんはネコ型のロボットですから大きな力をもっているのです」と、視聴者に何から何まで言葉で説明して、視聴者に考えさせない、想像させる余地をつくらないのではないかと私は思うのである。

私はこのドラえもんが、今のテレビ番組とは異なる番組の作り方であるように思う。30年という時の流れが、人の変わり様が、そうさせるのか。

 

  • 記事名:アニメ『ドラえもん ゆめの町ノビタランド』を見た【3】アニメと言葉 2010年春
  • 記事更新日:2010年4月6日、その他、2016年2月5日、2016年2月27日、2016年6月27日
  • 記事出典元:山上真のスマイルダイアリー

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