展覧会【若冲展】を諦めた だって平日の昼下がりなのに入場待ち時間230分なんだから(東京都美術館:東京都台東区)2016年春

2016年5月19日

大の大の大行列に並び、日差しの強い暑い中を耐えて、伊藤若冲の絵をご覧になった方々、おめでとうございます。館内では良い時間を過ごすことができましたでしょうか。

東京都美術館関係者、特に現場の担当者の方、ご苦労様でございました。きっと感謝しているお客様がいるものと思います。5月24日の展覧会最終日まで、お身体に気をつけてよろしくお願いします。

 

若冲展公式サイトによる入場待ち時間、混雑情報

若冲展公式サイト『生誕300年記念 若冲展』 http://jakuchu2016.jp/

若冲展公式ツイッター『生誕300年記念 若冲展』 https://twitter.com/jakuchu_300

 

2016年4月26日に行った 入場待ち時間60分だったから待たずに止めた

4月26日の14時過ぎ、私が東京都美術館の『若冲展』に足を運んだ際は、入場待ち時間60分でした。

元々行列が嫌いで我慢がならず、並ぶ気が起こらず、予定を変更し竹橋の東京国立近代美術館へ行きました。

 

 →  このサイトの記事から 展覧会【若冲展】に行った 入場待ち時間60分でさようなら(東京都美術館:東京都台東区)2016年春

 

その後、日を経るにつれて入場待ち時間が増えていき、120分待ちが不思議でなくなったという摩訶不思議。絵の本物現物を間近に見た、新たな伊藤若冲ファンが少なくない人を連れてきたのかもしれません。マスメディア以上に、口コミの威力、脅威のように思います。それとも何らかの団体の動員なのでしょうか。

 

再度2016年5月19日に行った 入場待ち時間230分でギブアップ

正直に言って、これだけの大行列になるとは思いもよりませんでした。

120分、2時間の待ち時間であれば、今日は大行列に並ぶつもりでした。

180分、3時間であれば帰る。

150分、2時間半であればどうしようか考えようと。

昨日5月18日はシルバーデーで65歳以上が無料でしたから、人出が少なくなるのではないかと。

 

いやあ見通しが甘かった。期待が外れた。あごが外れた。

2016年5月19日、14時30分時点で230分待ち。4時間待ち。

こんなに暑い中を230分待ち。

参りました。恐れ入りました。

当方にはそれだけの忍耐力もなく、事実上『若冲展』から撤退であります。

2度来館し大行列を嫌った結果、前売券を買ったのに、ただの一つも若冲の絵を見ることなく終わりました。諦めました。さようなら。

 

若冲展の大行列を見て廻った

それではもったいないので、傍観者として行列を眺めていました。写真も撮りました。

がしかし、悲しいかな。整理している最中に、写真の大部分がすっ飛んでしまいました。壊れました。悲しいです。『人様を羨ましがるな』ということの現れなのかもしれません。

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『若冲展』の大行列は、東京国立博物館を背にした上野恩賜公園の大噴水にその入場待ち最後尾がありました。

おかしいでしょ。白い帽子の人の向こうに見える大行列。

平日の真昼間にこの人たちは一体何をしてい、いやいや、その中に私も入ろうとしていました。

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この日も暑かったんです。半袖半ズボンの人もいます。

日差しが強かった。私は顔が焼けました。

日傘が本当に多かった(日傘の無料貸出もあります)。帽子を被った人もしっかりいました。この行列のそばに、水を配っている係員もいました。

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この行列が『入場待ち最後尾』でありました。

230分待ちでありました。待てないよ。

係員は結構客にからまれていました。係員もうんざりしている様子が傍目から伺えました。「朝早い人は4,5時から並んでいるんですよ」という話も耳にしました。

これも行列。

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あれも行列。

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たぶん行列。

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きっと行列。

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ではなくて三羽鳩。って三羽烏とは言うけれど…。

あいつら何やってのかね、こっちは日陰で涼しいのに、なんて言いながら食べる物を探しているのでしょうか。この鳩がいた場所は、足で踏むとふかふかして気持ちが良いのです。

近くにある遊具では、小さな子どもがキャーキャーワーワーの大騒ぎで楽しく遊んでいました。母親たちは笑い声の混じった集まり。これも格差。どんな格差だ。

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行列の側で数人、補助椅子に座っている人を見ました。係員なのか何なのか。

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何を見に行くのか 人を見に行くのか、そこに美はあるのか

ああ、入場待ち時間60分の頃が懐かしい。230分待ちであります。

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いや、やっぱり、60分でも無理です。

ゆっくり見れませんでしょう。それでしたら納得のいく時間を過ごせるわけがない。満足のいく瞬間すらないでしょう。何のために絵を、美を観に行くのか。良い物は一時に何度でも触れたいもの。

この日の午前中は、宮内庁三の丸尚蔵館にいまして、展示された数は少ないながらも観ていました。良い時間を過ごすことができました。

  • お目当ての絵、上村松園『雪月花』
  • 力強い彫り具合に細やかな絵付けで素晴らしかった木彫、山崎朝雲『萬歳楽置物』
  • 日常そのものに美を存在させた漆工芸、八代西村彦兵衛(象彦)『舞楽蒔絵棚』など 

観覧料は無料ながらも混雑はしていませんでしたから ~話し声も聞こえてきましたが気になることはほとんどなく~ 2度3度、いや4度5度とすべての作品を観て廻りました。

その最中に思ったんです。人を見に行きたいのではなく、美を観に行きたいということを。自然なことでしょうが、そういうことなのです。

そのことを2016年の若冲展において考えたときに ~私が行列が嫌いなこと、気が短いことを横において言うのもなんですが~ 3時間4時間待って伊藤若冲の何が私の中に残るのか、生じるのか ~私は現時点で伊藤若冲の大ファンではないのです~ 大いなる疑問をもってしまいました。

 

大行列の現場で見た、聞いた(耳寄りか分からない)情報

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① 午後5時までに行列に加わった人は入館できます

午後5時〔金曜日は午後7時30分〕までにお並びのお客様は、展示室までご入室頂けるよう対応しております。

以上の引用元:生誕300年記念若冲展公式サイト

この件は、係員も言っていましたので間違いありません。いつクローズするんだという話になりますが。

②「朝でも夕方でも思っているほど差はありません」

「朝早く並ぶのも、今(午後)に並ぶのも思っているほどそんなに変わりません。午後5時までに並んだお客様は入室していただけるようにしているので。」

「午後に並ぶとそれだけ朝から時間が経っている分、お客様の数も減るから、夕方頃に『思っていたよりもちゃんと見られた』というお客様が結構いるんですよ」と係員談。

この係員は、上記の話を実際に、客より何度も聞いているそうです。

あくまでも『思っていたよりも』でしょうが。

この話を「こんな行列は嫌だから、今度の朝に来るかどうか考えているんですよ。どうしよう」という客に、係員が話をしていました。

その客は若冲ファンだそうで、一見客が興味本位でふらりとくるのは、じっくりしっかり見れなくなるから本当に困る!と言っていました。若冲ファンではない私でもその気持ちは分かります。

③「朝4時、5時から並ぶ人もいます」

朝から並ぶ人の中には、朝の4時、5時から並ぶ人がいると係員が言っていました。

そうすると、開館は9時30分(もしかしたら開館を早めているかもしれません)ですから、早い人は結局、4時間、5時間待っていることになります。上記の②の内容はあながちおかしな話ではありません。

なお、当日券の販売時間は朝7時から夕方17時(入館者を受け入れる締切時間=この時間までに行列に並べば1,2時間以上後に入館し作品を観ることができます)まで。現金払いのみで、クレジットカード使用不可とのこと(2016年5月20日22時30分現在、『若冲展』の公式サイト、同じく公式ツイッターによる情報)。

④ 日傘、給水、日除けテント、トイレ、飲食、羽織りもの

希望者には、日傘の貸出があります。

給水もさせてもらえます。

行列の途中に日除けテントや休憩スペースもありました。

トイレの件は実際に確認できませんでしたが、柔軟に対応しているようで(複数人で行っても、一人で行っても、トイレにいく前に周りの人に声をかけておくことで元の場所取りをしておいてもらえる、という話を耳にしました)目に見える混乱はないように思いました。

行列の最中に、飲食をなさってください」と係員が大声で言っていました。熱中症、脱水症状もそうですが、空腹で倒れられても困ってしまいますものね。

朝から並ぶ人は、羽織りもの一枚あるといいとのこと。

体調管理をしっかりとなさって足をお運びください。

⑤ 美術館内に臨時休憩所があります

美術館内にも、美術館地下1階の出入口を入って右側に臨時休憩所が設けられていました。見終わった後でも一休みできます。ただしそこで飲食はできません。

館内には飲料の自動販売機がありました。

⑥ 展覧会図録は地下1階の屋外に専用販売スペースがあります

『展覧会図録』はそれ専用の販売スペースが、1階出入口を入って階段エスカレーターを降りて右側にあります。見た時は20人ほどが列をなしていました。

見本が4冊ほど置いてありましたので、中身を確認してから購入することができます。

『展覧会図録』は、入館の行列に並ばずに、販売専用スペースに足を運ぶことができます。若冲ファン、若冲展の雰囲気だけでも楽しみたい人、転売したい人を問わず購入することができます。

⑦ 整然とした行列が素晴らしい

⑦ 行列が混乱している雰囲気はありませんでした。これは本当に素晴らしい。係員は結構大きな声で何やかや言いますので客はどう思っているのかはわかりません。

4人ぐらいで列をなしていたようす。もっといたかも。館内ではもっと大人数での列でした。

そういえば、女一人客がとても多かったです。日傘が多いのはそのせいもあるのでしょうか。嵐効果だけではないように思います。

⑧ 前売券について

2016年5月19日現在、公式サイト上も、ツイッター上も、オンラインチケットのサイト上も、払戻の件に言及していません

私の推測に過ぎませんが、2時間でも3時間でも、4時間でも行列を作って待っている客が実際にいるのだから、また前売券購入時に『購入後の払戻は不可』と少なくともオンラインチケットのサイト上では案内しているため、払戻に応じる予定がないのではないでしょうか。

5月19日、実際に大行列を目の当たりにして、払戻不可は致し方なしと思いました。だって会期早々に行っておけばよかったんだもの。大行列に並べばいいんだもの。

『これは東京都美術館はじめとする主催者の不手際だ』との考えもあるでしょうが、それでも日を追うごとに客が増えているのはどう考えればよいのでしょう。

小さくない不利益リスクがあっても若冲の絵を観たい、という利益メリットを得たいと自らが思って来ている人ばかりでしょうからこれは致し方なし。

現実に、5月19日もチケット売り場で何人もの人がチケットを買っていました。5月20日の当日券売り場は、最長で30分待ちでした。

⑨ オンラインチケット上での購入中止について

5月20日金曜日から最終日5月24日火曜日までは、東京都美術館の当日券売り場のみでの販売にしたそうです。また当日券購入だけで30分、いや60分待ちなどが出るのでしょう。想定外だったんでしょう。最近よく聞きますね。想定外。

そういえば、JR上野駅公園口にあるチケット売り場、5月19日は『カラヴァッジョ展』のチケットは販売していましたが、『若冲展』のチケットの販売は早々と中止していました。本当に東京都美術館の当日券売り場1本に集約するのでしょう。

 

美術館から出てくる人を見ていると

どうしてなんでしょう。

あれだけ大の行列ができていて、若冲ファン、伊藤若冲に関心をもっている人がいるはずなのに。館内から出てきた人の大部分に笑顔がない。素晴らしい時間を過ごしたはずなのに、そうした雰囲気が伝わってきません。

さあこれはどうしたことでしょう。

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この場にいて思い出したのは ~私は関心がなくてその騒動を遠目に見ていたのですが~ 『東京駅開業100周年記念Suica』購入大行列騒動。テレビニュースにもなりました。あれは何だったのでしょう。結局、その話を直接人から聞いたこともなければ、ましてやSuica現物を見たこともない。

『生誕300記念 若冲展』のその後はどうなるのでしょう。

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  • 記事名:展覧会【若冲展】を諦めた だって平日の昼下がりなのに入場待ち時間230分なんだから(東京都美術館:東京都台東区)2016年春
  • 記事更新日:2016年5月20日、2016年5月22日、2016年7月2日
  • 記事出典元:山上真オフィシャルサイト

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