KC4H1310展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場内の映画『犬神家の一族』に関するレプリカ拡大版。足というか股というかその間に顔を置いて記念撮影をしている人もいた。

展覧会【角川映画の40年】を見た 薬師丸ひろ子・原田知世・渡辺典子の角川三人娘のポスターも(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区)2016年夏、秋

上映当時、映画館で観たかった。鮮やかな色そのままの角川映画

2016年8月21日 日曜日

写真の真ん中にある、三角屋根の建物が、展覧会の会場である東京国立近代美術館フィルムセンターです。

この日は、京橋駅、宝町駅と抜けて八丁堀にある『桂庵 八丁堀店』でカレー南ばんそばを食べました。そこから東京国立近代美術館フィルムセンターに戻ってきた際に撮影した写真です。

こちらには何度も足を運んでいますが、近くに某有名ビジネスホテルがあるとは知りませんでした。

本サイト関連記事:【カレー南ばんそば】を八丁堀・宝町で食べた(桂庵八丁堀店:東京都中央区)2016年夏

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場を都営浅草線宝町駅側から臨む
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場を都営浅草線宝町駅側から臨む

 

展覧会『角川映画の40年』は、角川映画の歴史を映画のポスターやパンフレット、チラシなどの宣伝資料、書籍や台本、写真などで振り返ろうというものです。

私、昔は角川映画というだけでばかにしていた頃がありましたが(特に角川春樹を私は理解できない。良くも悪くも怪物なのでしょうが)、とんでもない話です。

  • 薬師丸ひろ子の『Wの悲劇』や『里見八犬伝』
  • 原田知世の『早春物語』
  • そして誰もが知っている『犬神家の一族』など

で角川映画に接し、心を動かされ、素晴らしいなと思った頃も今では懐かしく、そのような縁があって良かったなと思います。

 

この『角川映画の40年』は、常設展である『日本映画の歴史』を併せて観ることができます。つまり入場料一般210円で、両方の展覧会を観ることができます。

会場は建物の7階。その順番としては、先に常設展があり、次に『角川映画の40年』です。

私は90分ほどの時間をかけてゆっくり観ていましたが、写真撮影は原則として不可能であることもあって、人によっては『角川映画の40年』だけを30分もあれば観ることができるのではないでしょうか。

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場に設置されたポスター。一般210円で併せて展覧会『日本映画の歴史』を観ることができる。
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場に設置されたポスター。一般210円で併せて展覧会『日本映画の歴史』を観ることができる。

 

この展覧会「角川映画の40年」は、日本社会に国民的なセンセーションをもたらした《角川映画》の足どりを、当時の華やかなポスターや宣伝資料などを通じて振り返ります。思い出深い作品と再会を果たすとともに、現代の日本映画を再考するきっかけにしていただければ幸いです。

 

■出典元:東京国立近代美術館フィルムセンター 展覧会『角川映画の40年』のチラシ

 

展覧会の構成は、次の4章立てです。私が特に楽しく嬉しく観たのは、第1章と第2章です。会場の展示物は見応えのあるものでありました。

  1. 大旋風-角川映画の誕生
  2. ”角川三人娘”登場-アイドル映画の時代
  3. アニメーションと超大作
  4. 再生、そして現代へ

 

会場の始めに展示されているのは、主に、角川映画第1弾の『犬神家の一族』のものです。

  • 『本陣殺人事件』のポスター
  • 『犬神家の一族』のポスター
  • 『犬神家の一族』の金田一耕助のトランクや帽子
  • 『犬神家の一族』の斧・琴・菊(よき・こと・きく)
  • 『犬神家の一族』に関する撮影現場の写真
  • そして『犬神家の一族』の【池から飛び出した両足】のレプリカ縮小版

 

田村高廣が犯人、水原ゆう紀がヒロイン、中尾彬が金田一耕助である『本陣殺人事件』のポスターが実に格好いい。

映画そのものは見ている途中で寝てしまって、1回見て次はないと思ってしまったのですが、映画館で観たい。あの映像の美しさ。ポスターの出来も素晴らしい。

 

『犬神家の一族』の斧・琴・菊は、ガラスケースに保管されていて触ることはできません。写真を撮ることもできませんが、あの黄金の眩しさは結構なものです。

また【池から飛び出した両足】のレプリカ縮小版は、触ることはできませんが、写真撮影を行うことができます。その両足と一緒に記念撮影をしていた人もいるぐらいです(私は知らない人に写真撮影を頼まれたぐらいです)。

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 展覧会のポスターで目立つのは、池から飛び出した両足の『犬神家の一族』のポスターだ。
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 展覧会のポスターで目立つのは、池から飛び出した両足の『犬神家の一族』のポスターだ。

 

薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子の映画ポスター。色、目が良くって見惚れた。

『本陣殺人事件』『魔界転生』のそれ(ポスター)は本当に格好いい。

好きな作品の『早春物語』のセールスガイドは興味深い。

『角川映画の40年』東京国立近代美術館フィルムセンター

 

■引用元:Twitter 山上真@makotomys 2016年8月23日 ■備考:( )書きは本記事作者が加筆したものである。

 

『角川三人娘』と謳われた薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子。

当時は渡辺典子がきれいだな、ぐらいで好きになれなかったのですが、薬師丸ひろ子の『Wの悲劇』や『里見八犬伝』、原田知世の『早春物語』などで彼女たちが良いなと思えたのは嬉しいことでした。

 

彼女たちの映画のポスターが展示されていました。彼女たちの目の良さ、ポスターの色の鮮やかさ。良いですね。30年ぐらい前のものなのに鮮やかだ。

一箇所に計6枚のポスターが展示されていて、椅子が一つ置いてありますので腰を下ろして、彼女たちをゆっくり観ることができます。

  • 薬師丸ひろ子のポスター:『セーラー服と機関銃 完璧版』『メイン・テーマ』
  • 原田知世のポスター:『愛情物語』『天国にいちばん近い島』
  • 渡辺典子のポスター:『晴れ、ときどき殺人』『いつか誰かが殺される』

 

『早春物語』は、パンフレットや台本もありましたが、興味深かったのはその【セールスプロモーションガイド】です。配給の角川春樹事務所や東宝などの作品関係者が行った観客動員のための宣伝の資料です。

芸能関係者に知り合いはいませんので、このような資料を見たり聞いたりしたのは初めてです。また行ったらじっくりと見てみたいものです(向いに警備員が座っていることが多いのでどうでしょうか。ちょっと気にしてしまう)。

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) この展覧会とは別に特集『生誕100年 映画監督加藤泰』にて彼の作品を観ることができる。2016年9月4日まで。
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) この展覧会とは別に特集『生誕100年 映画監督加藤泰』にて彼の作品を観ることができる。2016年9月4日まで。

 

加藤泰も羽田澄子も縁なく残念だけど、原田知世が良い。

アルバム『イマージュ』のインナースリーブの彼女の可愛らしさなど、当時は全く分からなかった。

会場で観た『時をかける少女』予告編。全く無関心だったのに映画館で観たくなった。

口笛を吹く。

 

■引用元:Twitter 山上真@makotomys 2016年8月23日

 

この展覧会で私が最も関心をもったのは、原田知世です。

昔は本当に苦手でなんでこんなに人気があるんだろうと思っていました。今、角川三人娘の当時の彼女の写真を見ると、子役で大人気だった加藤某を思い出します。

後年、『早春物語』を観て、彼女の魅力にやられた一人になりました。

 

『時をかける少女』は、9月2日まで角川シネマ新宿にて行われている『角川映画祭』でもその上映作品の一つになっていましたが、その会期中にとうとう縁がありませんでした。

全く関心のなかった作品ですが、今見たら、泣けてくる気がします。原田知世が歌った『時をかける少女』のメロディが頭のなかをめぐって、自然と口笛を吹いてしまうのはこの作品に心動かされる大きな期待があるからのような気がします。

本サイト関連記事:角川映画祭で【薬師丸ひろ子】の映画『Wの悲劇』(昭和59年12月)を観た 最後まで大きく心動かされる薬師丸ひろ子の表情、しぐさ、そして声(角川シネマ新宿:東京都新宿区)2016年夏

 

展覧会『角川映画の40年』は本年2016年10月30日日曜日まで開かれています。人が多すぎて不愉快になることもないと思います。ゆっくりじっくり時間をかけて楽しめるものと思います。私は少なくとも1度、また訪れる予定です。

 

2度目の来展 また来て良かった『角川映画の40年』

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場出入口建物に掲げられた展覧会のポスター
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場出入口建物に掲げられた展覧会のポスター

 

追記

2016年10月15日 土曜日

私がお邪魔したのは11時過ぎ。先客は2,3人。寂しさも感じますが、このぐらいだとゆっくりと人目を気にしないで見ることができてありがたいです。後で順番待ちしている人がいると気になって仕方がありません。

時間が経つに連れて人も増えてきました。男一人だけでなく、女一人も見かけました。知り合いと話しながらというよりも、一人でじっくりと見たい人が多いのでしょうか。

 

『角川映画の40年』展。

会期は10月30日まで。

また来て良かった、素晴らしい1時間だった。

写真撮影が可能な場所は『犬神家の一族』の湖から出た両足のレプリカのみ。それでいい。

過去を振り返り、今を見つめ、これからに希望をもつ。その時間がそこにあった。

東京国立近代美術館フィルムセンター

 

■引用元:Twitter 山上真@makotomys 2016年10月16日

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場出入口建物に掲げられた展覧会のポスターのうち映画『犬神家の一族』のポスター
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場出入口建物に掲げられた展覧会のポスターのうち映画『犬神家の一族』のポスター

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場内の映画『犬神家の一族』に関するレプリカ。会場内の撮影可能箇所はここのみである。
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場内の映画『犬神家の一族』に関するレプリカ。会場内の撮影可能箇所はここのみである。

 

KC4H1310展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場内の映画『犬神家の一族』に関するレプリカ拡大版。足というか股というかその間に顔を置いて記念撮影をしている人もいた。
KC4H1310展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場内の映画『犬神家の一族』に関するレプリカ拡大版。足というか股というかその間に顔を置いて記念撮影をしている人もいた。

 

角川映画時代の原田知世の輝きを素晴らしいと思えたことが本展の最大の収穫。

『早春物語』のセールスプロモーションガイドは何度も見たが、メモしてよいか確認すればよかった。

『Wの悲劇』のパンフレットを見て、断念したはずの12月の『角川映画祭』アンコールに行くか再検討を。

 

■引用元:Twitter 山上真@makotomys 2016年10月16日

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場建物出入口に掲げられた展覧会のポスターのうち映画『角川三人娘』のポスター。上段左から薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子。
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場建物出入口に掲げられた展覧会のポスターのうち映画『角川三人娘』のポスター。上段左から薬師丸ひろ子、原田知世、渡辺典子。

 

上段の左から

①『セーラー服と機関銃 完璧版』薬師丸ひろ子

②『天国にいちばん近い島』原田知世

③『晴れ、ときどき殺人』渡辺典子 の映画ポスターです。

これとは別に展示されていた『メイン・テーマ』の映画ポスターの薬師丸ひろ子の顔を見たら、以前よくテレビで見ていた早坂あきよを思い出しました。原田知世を見ると思い出すのは、相変わらず子役時代の加藤清史郎ですが。

 

今夏、角川シネマ新宿で行われていた【角川映画祭】。

もしかしたらと思っていたら、今年の12月にアンコール上映を行うとのこと。

『時をかける少女』か『早春物語』か『犬神家の一族』、または『Wの悲劇』を観た後にそこのパンを食べたら、一層美味しいに決まっている。

 

■引用元:Twitter 山上真@makotomys 2016年9月16日

 

『そこのパン』というのは、新宿にあるル・プチメック東京のことです。来年2017年早々に閉店するとのことで残念なこと。あと何回行けるのか。近いところでは新宿御苑の菊花壇展のときかな。

『角川映画祭』のアンコール上映は、2016年12月10日から12月22日まで。東京・新宿の角川シネマ新宿にて行われます。

本記事参考サイト:角川映画祭

  • サイト管理者:株式会社角川書店
  • サイトアドレス:2017年6月11日現在
    http://cinemakadokawa.jp/kadokawaeigasai/

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場を出て京橋から八重洲へ。この日は久しぶりの良い天気だった。
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会場を出て京橋から八重洲へ。この日は久しぶりの良い天気だった。

 

展覧会『角川映画の40年』の概要

  • 展覧会『角川映画の40年』
  • 日時:2016年7月26日ー2016年10月30日 11時から18時30分まで(入場は18時まで)。月曜日及び9月5日-9日は休室。
  • 場所:東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都中央区) 展示室(7階)
  • 当日料金:一般210円、大学生・シニア(65歳以上)70円。高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則として1名まで)、MOMATパスポート持参者、キャンパスメンバーズは無料。
  • 備考:トークイベントがあります。8月20日土曜日:野村正昭『角川映画-宣伝の現場から』、9月24日土曜日:中川右介『角川映画はミステリ映画をどう変えたか』

本記事参考サイト:角川映画の40年|東京国立近代美術館フィルムセンター

 

東京国立近代美術館フィルムセンターの概要

  • 名称:東京国立近代美術館フィルムセンター
  • 住所:〒104-0031 東京都中央区京橋 3-7-6
  • 交通アクセス1:東京メトロ銀座線 京橋駅から徒歩1分
  • 交通アクセス2:都営地下鉄浅草線 宝町駅徒歩1分
  • 交通アクセス3:東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅より徒歩5分
  • 交通アクセス4:JR東京駅より徒歩10分
  • 地図:【Google Map】https://goo.gl/maps/i3t1q4WbBCT2

本記事関連サイト:東京国立近代美術館フィルムセンター

 

展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会期は2016年7月26日から10月30日まで。映画『犬神家の一族』の【池から飛び出した両足】のレプリカ縮小版が設置されている。そこに限り写真撮影可。
展覧会『角川映画の40年』(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区) 会期は2016年7月26日から10月30日まで。映画『犬神家の一族』の【池から飛び出した両足】のレプリカ縮小版が設置されている。そこに限り写真撮影可。

 

以上

  • 記事名:展覧会【角川映画の40年】を見た 薬師丸ひろ子・原田知世・渡辺典子の角川三人娘のポスターも(東京国立近代美術館フィルムセンター:東京都中央区)2016年夏、秋
  • 記事更新日:2016年8月30日、2016年10月1日、2016年10月23日、2017年5月12日、2017年6月11日
  • 記事出典元:山上真オフィシャルサイト

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