2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 人物写真向かって左がソリスト:ピアノのアンヌ・ケフェレック、同じく右が指揮:上岡敏之。

【上岡敏之】指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団『ブラームスピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編)』をすみだトリフォニーホールとラジオで聴いた 2016年秋・2017年春

2016年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)ホール出入口に掲示されたチラシ
2016年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)ホール出入口に掲示されたチラシ

 

フライングの拍手もフライングのブラボーもなし、が良い

2016年9月17日

公演終わってから暫く興奮が静まらず、夜となった今も余韻に浸る。

鈴の汚れた音が1階の左から右から聞こえ、紙、ビニールの雑音や物が落ちた音が多数。なんだこれは。

アンヌ・ケフェレックのピアノ独奏時の遠慮ない音など、不快感にキリがないが

フライングの、拍手もブラボーもなしが良い。

 

すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)の裏側。電車の中から見えるかもしれない。
すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)の裏側。電車の中から見えるかもしれない。

 

モーツァルトで心地よいふわふわ感と眠気を催す安心感を覚え

ヘンデルで不意に目頭が熱くなる。

ブラームスで興奮が急激に頂点に達して

アンコール(もブラームス)で、自分にプライベートではないことで苦しく思うところもあって、涙が流れた。笑顔になった。

急遽決めたこの公演、やっぱり来て良かった。

 

2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 人物写真向かって左がソリスト:ピアノのアンヌ・ケフェレック、同じく右が指揮:上岡敏之。
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 人物写真向かって左がソリスト:ピアノのアンヌ・ケフェレック(写真が小さい)、同じく右が指揮:上岡敏之。

 

音のみで心動かされたことは軽く驚き、嬉しくなった

2017年3月28日

19時30分から21時10分まで、NHK・FMにてこの公演の前日、2016年9月16日に行われた同じ内容の公演の録音を聴いた。番組ゲストとして、その公演の指揮をした新日本フィル音楽監督・上岡敏之が迎えられた。

私は番組開始10分ほどと、その終わりの20分ほどしか聴けなかった。しかし、上岡敏之の『日本では指揮者は年を取ってから有難がられて』『そのような年になる前に日本で責任ある立場でやってみたいなと思っていたら』といった旨の話を聞くことができたことも良かった(ただし、言葉は一言一句覚えているわけではない。ニュアンス、主旨を記録しておくものである)。

 

2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子

 

上岡と新日本フィルの、モーツァルトのふわふわ感(また聴いたほうが良い曲だ、と思えたことに驚いた)、ブラームスで覚えた興奮をラジオで、再度思い出すことができた。

実際の公演に足を運んで生の音を聴いたという事情もあろうが、彼の指揮の姿を目の前にしなくても、音のみで心動かされたことは軽く驚き、嬉しくなった。音楽そのものが生き生きしているということなのかもしれない。

 

実演と非実演と 音楽は各人の好き嫌い、良し悪しがある

ラジオやCD、テレビや映像と実際の公演とは、やはり異なるものだ。

だから、ラジオやCDで良いなと思えなくても、実際の公演に足を運んで生の音を聴くことで良いなと思える可能性はゼロではない。実演に接してから判断をすればよいはずだ。

 

しかし、コンサートホールに足を運んで演奏を聴くということは、時間や場所、金などの少なからずの超えるべき壁がある。

ラジオやテレビ、果てはCDや『映像』などで労少なくして音楽を耳にすることができる状況が整った現在において、その中で『おかしい、変だ』『何が良いんだろうか分からない』と感じた指揮者、オーケストラ、ソリストなどが出演する公演に足を運ぶことは、以前にも増して難しくなっているのではないか。

 

いくら少なからずの人間が『この指揮者は素晴らしい』『このオーケストラと相性ぴったりだ』『この演奏を聴いて感動しない人間は、どうかしている』などと口にしても、それは所詮他人の感想。もしかしたら戯言に過ぎないかもしれない。増してや音楽は、各人の好き嫌い、良し悪しがある。数字では表しきれないもの、人気の大きさでは図り難いものがある。

 

2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子02
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子02

 

日本でも人気のある某指揮者。

彼の公演に私は縁なく、2017年3月に初めて映像で見聞きした。異名もあるピアノ協奏曲。

見た目忙しなく音、テンポにピンとこない。

2017年に数回、彼が日本で指揮するもので関心ある公演があるが、そのうち1回を取り止めた。

ソリストも、今年来日する大物でリサイタルに関心あったが、取り止めた。

『実演に接してから判断を』と『良し悪しは自らの信ずるままに』と。

しかしどうやら、私は後者を選択しつつある。

 

久しぶりに手に取った『新日本フィルハーモニー交響楽団 2016年9月演奏会プログラム』。この公演に関するパンフレットだ。

表紙を開いてすぐのところに、音楽監督に就任した上岡敏之の『Season Message』が記載されていた。いくつかあるのだが、次のメッセージも印象深い。

 

そしてヨーロッパのように、オーケストラが皆様に暖かく見守られながら一緒に歩めたら素晴らしいですね。

■発言者:上岡敏之(新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督) ■出典元:『新日本フィルハーモニー交響楽団 2016年9月演奏会プログラム』

 

上岡敏之、彼のみならず他の指揮者に、ソリスト、そして新日本フィルに。彼らのいくつかの公演を楽しみにしその日々を迎えることは、他人からすれば『たかが』のことであろう。くだらないことかもしれないが、私にとってここ1年の、素晴らしいことだ。自らを信じ良し悪しを決めて、次の1年を歩みたい。

 

音楽会『新日本フィルハーモニー交響楽団 第562回トパーズ<トリフォニー・シリーズ>』の概要

  • 音楽会『新日本フィルハーモニー交響楽団 第562回トパーズ<トリフォニー・シリーズ>』の概要
  • 日時:2016年9月17日 土曜日 14時
  • 場所:すみだトリフォニーホール 東京・錦糸町
  • 演目1:モーツァルト『交響曲第33番』
  • 演目2:モーツァルト『ピアノ協奏曲第27番』
  • アンコール アンヌ・ケフェレック:ヘンデル(ケンプ編曲)『メヌエット』
  • 演目3:ブラームス(シェーンベルク編)『ピアノ四重奏曲第1番』
  • アンコール ブラームス『ハンガリー舞曲第1番』
  • ピアノ:アンヌ・ケフェレック
  • コンサートマスター:崔文洙
  • 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
  • 指揮:上岡敏之
  • 備考:同じプログラムで、前日の2016年9月16日金曜日19時より公演がありました。

本記事参考サイト:#562 トパーズ【新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic】

  • 備考:ソリストにピアノのアンヌ・ケフェレックを迎え、音楽監督である上岡敏之が指揮した演奏会の情報です。
  • サイト管理者:公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団
  • サイトアドレス:2017年9月11日現在 https://www.njp.or.jp/archives/25
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子03
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子03

 

以上

  • 記事名:【上岡敏之】指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団『ブラームスピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編)』をすみだトリフォニーホールとラジオで聴いた 2016年秋・2017年春
  • 記事更新日:★2016年9月17日、★2016年9月18日、2017年3月25日、2017年4月15日、2017年4月16日、2017年9月11日
  • 記事出典元:★Twitter 山上真@makotomys、山上真オフィシャルサイト

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