三浦友和主演のNHKドラマ【系列】三浦友和、西城秀樹、浅田美代子、蟹江敬三

【三浦友和】のドラマ『系列』(1993年)三浦友和、西城秀樹、浅田美代子 2012年冬

『系列』のキャストは、豪華で興味深い。

三浦友和は今でも引っ張りだこで作品を引き締めます。

トップアイドルの一時代を築き脳梗塞から復活した西城秀樹、『あまちゃん』も見事だった蟹江敬三。彼らは今の演技を観ることができません。

それから実業家に転身した吉川十和子、『相棒』大河内監察官の神保悟志も出演していました。

以上、2019年9月20日。

三浦友和/浜岡祥吾 役

大成照明器研究開発部長。社長・浜岡茂哉(演者:佐藤慶)の長男。元東京自動車社員。

高い経営手腕、仕事への高い情熱

欧米流の合理的、改革的な一面を持ちながら、企業人としての情熱を持ち合わせている。

東京自動車在籍時にはアメリカ・シカゴ工場を軌道に載せるほどの高い経営手腕をもつ。

社長はじめ周囲の評価、期待は高い。

「あなたたちのような人がいるから、この会社が、だめになるんだ」

職場が人が、会社そのものが変わらなければならない。

その強い思いから社内に選抜者による長期経営計画チームを作り、上からではない会社全体から始める改革を推し進めようとするが、東京自動車の介入、理解者と思っていた者の造反などで頓挫する。

発光ダイオードや太陽電池などの新しい技術の研究開発も、人員や開発費などの問題で思うようにならず技術者としての血もくすぶるなかで反・浜岡茂哉のクーデターが勃発。

心機一転、技術者としての夢を咲かせようと決意する。

熱い血、夢こそ人を惹きつける 目に力のある三浦友和

目で演技をする場面が多く見られます。憤慨したり、唖然としたり、意気消沈したり。今までさほど思っていなかったことですが、三浦友和は目に力があります。

上記の「あなたたちのような人がいるから」の内容は、クーデター後、三枝誠(演者:鶴田忍)らに慰留された時に、彼が大きな声を上げて言った言葉です。突き刺さります。

その前にはドラマの中で伏線を張ったように、彼は労組委員長・前畑浩(演者:佐藤B作)に同じような内容を言っています。

それは経営者としての彼の正しさ。その正しさをもってしても自らの居場所を失うほどの意気消沈を味あわされることになります。それこそが彼が本来持っていた、技術者としての熱い血をみなぎらせることになります。

技術者としての熱い血こそ、夢が、人を惹きつける。

実力者、三浦友和で華と重みを感じさせる良い配役、主演です。

西城秀樹/浜岡恒雄 役

東京自動車嘱託社員。浜岡茂哉(演者:佐藤慶)の二男。元銀行員。

大成照明器そして親、兄への愛情大きく

大成照明器の外部にいながら、大成照明器の利益になる情報を兄・祥吾(演者:三浦友和)たちに伝え続ける。

兄・祥吾とのすれ違い、父・茂哉との反目、葛藤は、銀行を辞めたことと関係があるようす。

立山錦一(演者:川谷拓三)ほかのクーデターに言葉を失い、隠しきれなくなった大成照明器そして茂哉・祥吾への愛情を直接二宮晴久にぶつけ反旗を翻す。その後恒男は茂哉にある決意を伝える。

今更分かった西城秀樹の良さ

道は違えども、方法は違えども、親兄弟への熱い愛情をもちその実現を果たそうとする浜岡恒男。

今になって、本放送当時では感じることのできなかった素晴らしさ、そして西城秀樹が演じたことの良さを感じることができました。


佐藤B作/前畑浩 役

大成照明器研究開発部員。労働組合委員長。

浜岡祥吾派の筆頭 徐々に距離を置き出す

東京自動車からの社長押し付けに反対し、取締役ですらない浜岡祥吾(演者:三浦友和)に社長になってほしいと直言する。東京自動車の大名行列での横暴に耐え切れず抗議しようとした祥吾を、体を張って止める冷静さを持つ。

浜岡祥吾の会社そのものを変えなければならないという考えに賛同するも、これまで以上に過酷となっていく東京自動車によるプライスダウン、そのため思うようにならない発光ダイオードや太陽電池の研究開発や賃金の低さに嫌気がさし、徐々に浜岡祥吾から遠ざかるようになる。

鶴田忍/三枝誠 役

大成照明器役員。

日和見で頼りなく、茂哉・祥吾(演者:佐藤慶、三浦友和)の信頼に乏しい。東京自動車に呑み込まれ、反・浜岡茂哉の急先鋒となる。

壤晴彦/神山田昌久 役

大成照明器役員。

切れ者で茂哉・祥吾(演者:佐藤慶、三浦友和)の信頼が厚い。正論と大きな声で、一貫して正当な大成照明器の社員として行動する。

段田安則/岩田耕次 役

大成照明器研究開発部員。

東京自動車の大名行列での横暴に耐え切れず抗議をする。

吉川十和子/立山友子 役

大成照明器研究開発部員。立山錦一(演者:川谷拓三)の娘。浜岡恒男(演者:西城秀樹)の元恋人。

ワンポイントで社長になった父・立山錦一を気遣う優しい娘。そのことを浜岡祥吾(演者:三浦友和)に直言する強さをもつのも、その表れ。

神保悟志/川本学 役

大成照明器研究開発部員。


蟹江敬三/江崎四郎 役

東京自動車関連会社対策室室長。副社長・二宮晴久(演者:嵐圭史)の右腕。

単なるイエスマンではない実力者

同僚であった浜岡祥吾(演者:三浦友和)の質問に本音で答える懐の深さを見せながら、彼の東京自動車に対する批判に憤慨、系列会社に対する東京自動車の大きさを誇示する。

浜岡茂哉(演者:佐藤慶)への強攻策だけでなく他の経営陣へのアメとムチを使い分けながら、浜岡茂哉包囲網を着実に築き上げる。ついに吉報をもたらすFAXが届けられたがそれもつかの間、江崎は一転窮地に陥る。

天国と地獄 蟹江敬三のその落差の表現の上手さ

長年果たすことのできなかった、関連会社対策室室長の立場としての成果を得ることになりながら、急転直下、江崎四郎の口から吐き出された「ばかやろう」。『大株主』という三文字で社会的に抹殺されたかのような心持ちに。

この場面で、丹波哲郎や永島暎子が出演したドラマ『家政婦は見た』で長谷川明男が吐き捨てた、「何を、ばかな」を思い出しました。このシーン、大好きです。

本サイト関連記事:ドラマ『家政婦は見た!』について

■ 女優らしさと南田洋子 市原悦子のドラマ『家政婦は見た!』(平成元年4月8日)を見た 2009年秋

浅田美代子/浜岡圭子 役

浜岡祥吾の妻。東京自動車系列会会長(演者:松村達雄)の実子。

夫に寄り添い背中を押す功労者

終始重苦しい雰囲気漂う本ドラマに、優しさと笑顔で花を添える。

夫・祥吾(演者:三浦友和)に『系列』への疑問をぶつける。新しい道へ進もうとする祥吾に「大丈夫よ」と声をかけ妻として背中を押す。

浅田美代子の可愛らしさ、優しさが気を緩ませる

どうにもこうにも浅田美代子は女優として大の苦手で、本放送当時は勘弁してください、と思ったことを今でも覚えています。

今回の再放送を見て思ったのは『ああ、浅田美代子だから良いんだ』ということ。可愛らしさと優しさと。ドラマ最後の最後で、彼女が祥吾へかける言葉に思わず顔がほころび、見る者に安心をもたらします。

三浦友和主演 ドラマ『系列』に関する本サイトの記事

『土曜ドラマ 系列』の概要

出演者で知る『土曜ドラマ 系列』

主演・関係者:三浦友和、西城秀樹、浅田美代子、蟹江敬三、佐藤B作

関係者:川谷拓三、細川俊之、嵐圭史、柳生博、松村達雄

助演:佐藤慶、奈良岡朋子

名場面で知る『土曜ドラマ 系列』

『土曜ドラマ 系列』の名場面1:浜岡茂哉代表取締役会長解任(公開未定)

『土曜ドラマ 系列』の名場面2:浜岡茂哉代表取締役会長解任後、家族の話し合い

『土曜ドラマ 系列』の名場面3:浜岡茂哉代表取締役会長解任後、男と女

本記事の名称、更新日、出典元、写真撮影日

■ 記事名称:【三浦友和】のドラマ『系列』(1993年)三浦友和、西城秀樹、浅田美代子 2012年冬

(旧:三浦友和のドラマ『系列』(平成5年5月29日,6月5日)を見た【主演・関係者】三浦友和、西城秀樹、浅田美代子 2012年冬)

■ 記事更新日:2012年2月18日、2015年12月29日、2016年1月3日、2016年3月14日、2016年6月1日、2017年3月23日、2017年10月12日、2019年7月5日、2019年9月20日

■ 記事出典元:山上真の「本当に笑顔にできるんですか!!」【土曜ドラマ 系列 第2部】三浦友和・西城秀樹・佐藤慶 NHKドラマ視聴雑感

■ 写真撮影日:なし