アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

展覧会【ミュシャ展】を観た 『スラブ舞曲』『陽はまた昇る』想い重く目頭熱く(国立新美術館:東京都港区)2017年春

展覧会『ミュシャ展』(国立新美術館:東京都港区) 会場の写真撮影可能エリアにおいて
展覧会『ミュシャ展』(国立新美術館:東京都港区) 会場の写真撮影可能エリアにおいて

 

この記事の概要

乃木坂駅のミュシャ

何度も来展を延期した、『ミュシャ展』へようやく足を運びました。

お陰様で3月、4月と忙しく、ようやく時間を作ることができました。

天候に恵まれて良かったのですが、人そのものが多く、上着を着たままの人が多いせいでしょうか、会場は蒸していました。「暑い」とわざわざ口にしていた人もいたほどですが、上着を脱げば問題はありませんでした。

春なのに、いや春だから、会場では防虫剤の匂いもしました。涙はこぼれません。

 

東京メトロ千代田線の乃木坂駅ホーム。『ミュシャ展』告知ポスターが掲示されている。2017年4月20日現在。
東京メトロ千代田線の乃木坂駅ホーム。『ミュシャ展』告知ポスターが掲示されている。2017年4月20日現在。

 

東京メトロ千代田線の乃木坂駅の青山霊園方面改札6出口。ミュシャ展ポスターが掲示されている。2017年4月20日現在。
東京メトロ千代田線の乃木坂駅の青山霊園方面改札6出口。ミュシャ展ポスターが掲示されている。2017年4月20日現在。

 

ミュシャは『ムハ』

ミュシャは現在のチェコである、オーストリア領モラヴィアに生まれた芸術家です(1860-1939)。ウィーンやミュンヘンを経て、27歳でパリへ。苦労重ねて好機到来、成功を収めます。50歳にして現在のチェコに戻り、16年の歳月を費やして【スラヴ叙事詩】全20作を生み出しました。

Alfons Maria Mucha。『ミュシャ』はフランス読みだそうで、故郷のチェコの読み方は『ムハ』。展覧会の会場でもその表記を目にしました。

 

東京メトロ千代田線の乃木坂駅の青山霊園方面改札6出口。『ミュシャ展』告知ポスターが掲示されている。2017年4月20日現在。
東京メトロ千代田線の乃木坂駅の青山霊園方面改札6出口。『ミュシャ展』告知ポスターが掲示されている。2017年4月20日現在。

 

乃木坂駅側のチケット売り場の行列 平日朝9時30分

美術館の中では、チケットは買えない

東京メトロ千代田線の乃木坂駅の青山霊園方面改札6出口から地上に出る。左側の行列はチケット売り場に並ぶ人たち。右側の先に『ミュシャ展』の会場である国立新美術館の乃木坂駅側出入口がある。
東京メトロ千代田線の乃木坂駅の青山霊園方面改札6出口から地上に出る。左側の行列はチケット売り場に並ぶ人たち。右側の先に『ミュシャ展』の会場である国立新美術館の乃木坂駅側出入口がある。

 

乃木坂駅側の国立新美術館の企画展チケットを買う人の行列です。平日朝9時30分時点のもの。

現在開催されている企画展は2つあります。その『ミュシャ展』と『草間彌生展』のチケット売り場は、館内の各会場にはありません。

国立新美術館においては、館外にあるチケット売り場においてのみ、購入することができます。

 

国立新美術館の館外にある乃木坂駅側のチケット売り場。朝9時30分だというのにこの行列。この日は『ミュシャ展』と『草間彌生展』がありそのチケットを求める人たちである。
国立新美術館の館外にある乃木坂駅側のチケット売り場。朝9時30分だというのにこの行列。この日は『ミュシャ展』と『草間彌生展』がありそのチケットを求める人たちである。

 

来館前に、または来館時に専用サイトや主要プレイガイドで購入することも可能

そのチケットの種類によっては、スマホの類をチケット代わりにすることも可能です。

『ミュシャ展』のtwitterや国立新美術館のtwitterを見ますと、毎日のようにチケット購入のため20、30分待ちという情報を目にします。

そのように常時、チケット売り場は行列ができている印象が強いため、並ぶ時間を省略したい人は、専用サイトや主要プレイガイドで事前購入することが良いでしょう。

専用サイトで購入すれば、関係手数料はかかりません。ただし専用サイトでチケットを購入する際の支払い方法は、クレジットカード払いのみです。これに支障があってチケット売り場に行列ができるのでしょうか。どうなんだろう。

 

国立新美術館の乃木坂駅側出入口。この右側に青山霊園がある。雨が降っていたらこの出入口まで傘を差して来なければならないのだろうか。
国立新美術館の乃木坂駅側出入口。この右側に青山霊園がある。雨が降っていたらこの出入口まで傘を差して来なければならないのだろうか。

 

本記事参考サイト:ミュシャ展(@mucha2017)さん | Twitter

  • サイト管理者:Twitter @mucha2017
  • サイトアドレス:2017年4月22日現在 https://twitter.com/mucha2017

本記事参考サイト:ミュシャ展 |オンラインチケット

  • サイト管理者:株式会社イーティックスデータファーム
  • サイトアドレス:2017年4月23日現在 http://www.e-tix.jp/mucha2017/

 

六本木駅側のチケット売り場の行列 平日朝9時40分

『草間彌生展』も大盛況 館外にも彼女の作品がある

六本木駅側の国立新美術館の出入口です。

企画展として開催されている『草間彌生展』と『ミュシャ展』の看板があります。

『草間彌生展』もグッズ売り場が長蛇の列で、こちらも大盛況でした。

 

国立新美術館の六本木駅側出入口。『ミュシャ展』と『草間彌生展』のポスターが掲示されている。2017年4月20日現在。その上には『和食食べ放題1,000円』。外国人旅行者向けとも思ったが日本語だ。
国立新美術館の六本木駅側出入口。『ミュシャ展』と『草間彌生展』のポスターが掲示されている。2017年4月20日現在。その上には『和食食べ放題1,000円』。外国人旅行者向けとも思ったが日本語だ。

 

国立新美術館の六本木駅側出入口を入ったところ。木が赤い布で覆われているがこれは草間彌生の作品。もちろん赤地に白い水玉模様のデザインだ。2017年4月20日現在。
国立新美術館の六本木駅側出入口を入ったところ。木が赤い布で覆われているがこれは草間彌生の作品。もちろん赤地に白い水玉模様のデザインだ。2017年4月20日現在。

 

乃木坂駅側と同じぐらいの長い行列

国立新美術館の六本木駅側出入口。向こう側にはチケットを求める人が行列を作り、手前では『ミュシャ展』会場でも見かけた修学旅行生が何やら相談をしている。
国立新美術館の六本木駅側出入口。向こう側にはチケットを求める人が行列を作り、手前では『ミュシャ展』会場でも見かけた修学旅行生が何やら相談をしている。

 

国立新美術館の六本木駅側出入口。初めてきた美術館だと思っていたら、乃木坂駅側からこちらの六本木駅側に来てびっくり。数年前に近くにあるサントリー美術館からここに来たことがあることを思い出した。この建物の特異な外観が思い出させたのだ。
国立新美術館の六本木駅側出入口。初めてきた美術館だと思っていたら、乃木坂駅側からこちらの六本木駅側に来てびっくり。数年前に近くにあるサントリー美術館からここに来たことがあることを思い出した。この建物の特異な外観が思い出させたのだ。

 

国立新美術館の館外にある六本木駅側のチケット売り場。朝9時40分だというのにこの行列。この日は『ミュシャ展』と『草間彌生展』がありそのチケットを求める人たちである。
国立新美術館の館外にある六本木駅側のチケット売り場。朝9時40分だというのにこの行列。この日は『ミュシャ展』と『草間彌生展』がありそのチケットを求める人たちである。

 

大混雑の展覧会だからこそ、荷物を預けて身を軽く

100円のコインロッカーあり

コインロッカーは施錠時に100円を入れて、解錠時に戻ってくる方式のものです。コインロッカーの近くに両替機もあります。

『ミュシャ展』の会場がある2階にもコインロッカーはありますが、少ない。

1階の方が、コインロッカーが多くあります。

またスーツケースなどの大き過ぎる荷物は、1階の案内ブースで預かってくれる様子。数人、そのようにしている場面を見ました。無料かどうかは分かりません。

携帯電話やスマホ、カメラは持っていく 写真撮影可能エリアがあるから

展覧会の会場内は、人が多くなれば当然身動きが取りにくくなることもあります。その分各人の荷物が人の邪魔になります。身軽にして会場に入るに越したことはありません。

貴重品、携帯電話やスマホ、カメラを持って行き、その他の荷物や上着はコインロッカーに入れて、展覧会の会場に入場してはいかがでしょう。

なお、カメラの三脚、一脚は使用不可ですので、カメラの脚は持ち込みしませんように。会場には本格的なカメラをお持ちの人も少なからずいました。

 

開館前は入場制限があったけれど

ミュシャ展の開館時間は10時から18時まで(例外あり)

開館前から客は列をなしていました。

4列で整列し、10時前でしたが5分程で入場することができました。

客は行儀よく、騒ぐことなく並んでいました。良い。

全般的に会場係も良く業務対応をしていたように見受けました。ありがとうございます。

縦6m×横8mはやはり大きい 【スラブ叙事詩のうち『原故郷のスラブ民族』】を会場で真っ先に見上げる

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『原故郷のスラヴ民族』(トゥーラニア族の鞭とゴート族の剣の間に)】 『ミュシャ展』告知ポスターによる
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『原故郷のスラヴ民族』(トゥーラニア族の鞭とゴート族の剣の間に)】 『ミュシャ展』告知ポスターによる

 

ミュシャ展はこの【スラブ叙事詩のうち『原故郷のスラブ民族』(トゥーラニア族の鞭とゴート族の剣の間に)】を、客は始めに見上げる位置に展示されています。

紙、サイトでは分からない良さ。現物を目の当たりにしてこそと強く思わせるものがありました。チラシやポスターで見ていた作品ですが、正直言って心動かされることはありませんでした。しかし現物を前にして山動くが如く、心は動いたのです。

このミュシャ展の特色は

【<スラブ叙事詩>全20作 チェコ国外世界初公開】

【展示作品のうち5作品の写真撮影可】などが挙げられます。

 

『ミュシャ展』の目録。A3サイズ1枚のもの。会場に撮影可能エリアがあることが分かる。撮影可能な作品は【スラヴ叙事詩】全20作品のうちの5作品である。他のエリアで撮影すれば当然のことながら係がすっ飛んで来る。
『ミュシャ展』の目録。A3サイズ1枚のもの。会場に撮影可能エリアがあることが分かる。撮影可能な作品は【スラヴ叙事詩】全20作品のうちの5作品である。他のエリアで撮影すれば当然のことながら係がすっ飛んで来る。

 

朝一番は人が少ないからゆっくり観られる、間近でも遠くからでも観られる、人の頭を気にせず撮影できる

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『聖アトス山』(正教会のヴァティカン)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『聖アトス山』(正教会のヴァティカン)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

 

この写真は10時10分頃に撮影したものです。

これでは人がいないように思えるのですが、11時過ぎには、人の頭も被写体になることが自然になります。時間が経てば人も出てきて、チケット売り場で並んでいた人も入場してくるからなのでしょう。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『聖アトス山』(正教会のヴァティカン)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。人は群がり機械を向ける。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『聖アトス山』(正教会のヴァティカン)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。人は群がり機械を向ける。

 

ミュシャ【スラヴ叙事詩】を見て思い出すあの顔、この顔

【スラヴ叙事詩『スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い』】を見て浜崎あゆみを思い出し、【スラブ叙事詩『東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン』】を見てミランダ・カーを思い出しました。女性の顔を見て。

どうでもいい話かもしれません。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い』(スラヴ民族復興)】の一部分 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い』(スラヴ民族復興)】の一部分 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン』(スラヴ法典)】 『ミュシャ展』告知ポスターによる
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン』(スラヴ法典)】 『ミュシャ展』告知ポスターによる

 

『たどり着いたのは、故郷への想い。』

ミュシャ【スラヴ叙事詩】の内容は重い

剣や盾が輝き、煙や重い天候に包まれ、死体があちらにもこちらにも転がる。

作品の解説を見聞きすれば、理解が進むことによる嬉しさも増すでしょうが、重さを感じることもなおのことだろうと思います。

解説に十分に接しなくても、チラシやポスターに記載されている『たどり着いたのは、故郷への想い。』『ミュシャが描きたかった民族の誇り、故郷への想い』などでも察することができるのではないでしょうか。

ミュシャ特設サイトで事前に、作品を文章と作品そのもので勉強することが可能です。

 

展覧会『ミュシャ展』(国立新美術館:東京都港区) 会場の撮影可能エリアにおいて見て廻る人々、機械を向けて喜ぶ人々。
展覧会『ミュシャ展』(国立新美術館:東京都港区) 会場の撮影可能エリアにおいて見て廻る人々、機械を向けて喜ぶ人々。

 

音声ガイドは1台520円 未使用者には邪魔なもの

作品の解説に接する方法の一つとして、音声ガイドがあります。

1台520円で貸し出しを受けられ、ナビゲーターは女優の檀れい。

飛ぶように貸し出しされていて、『主催者は笑いが止まらないだろうな』といやらしいことを考えていました。

いやあこれは音漏れあり、機械が大きく邪魔。会場には爺婆が多かったので、『耳が遠いから音漏れも仕方がない』『手指の動きが低下した人には操作しやすいはずの大きな機械も仕方がない』のかもしれませんが、未使用者である私にはなんともいえないもの。

ナビゲーターの声が聴けるだけでも良い、観るだけでは退屈だから、という人もいるのでしょうか。

混雑のなか【スラヴ叙事詩】を観ながら「これだったら音声ガイド借りればよかったね」と口にしている人もいました。人が多すぎてゆっくり解説も見られないということなのでしょうか。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

 

美術館での写真撮影は楽しくもあるが

顔も知らないのに振る舞い方で、ブロガーかと思った人が何人かいました。

スマホで良い場所に居座り動かず連写したり、作品とスマホで自撮りなど。空いていれば問題ないのですが、どうなのでしょう。特に前者は邪魔でしかない。後者は『たくましく育ったな、わんぱくめ』と笑ってしまいました。

作品と一緒に記念撮影をする夫婦や親子が多くいたのは、良いものだと思いました。実に良い笑顔なのです。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。人々は機械を向けて、機械を確かめるのだ。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。人々は機械を向けて、機械を確かめるのだ。

 

ミュシャ【スラヴ叙事詩】全20作で特に印象に残った作品

各作品の情報は、会場で無料にて入手することができる『ミュシャ展目録』に記載の情報によります。

その『ミュシャ展目録』は会場入口にのみ平積みされています。会場出口には置かれていないことにご留意を。

 

ミュシャ【スラブ叙事詩のうち『原故郷のスラブ民族』(トゥーラニア族の鞭とゴート族の剣の間に)】

1912年 テンペラ、油彩/カンヴァス プラハ市立美術館

青黒い空に輝く星々は美しいのに、スラブ民族は怯え震え恐れるのです。

 

ミュシャ【スラブ叙事詩のうち『スラブ式典礼の導入』(汝の母国語で主をたたえよ)】

1912年 テンペラ、油彩/カンヴァス プラハ市立美術館

チケットに印刷された作品です。まるで合成写真のような趣き。遠くからこの作品を観ると、『合成後』の部分が浮かんで、強調されて観えるのです。『輪』は他の作品でもしばしば目にします。

 

ミュシャ【スラブ叙事詩のうち『クジーシュキでの集会』(「言葉の魔力」-ウトラキスト派)】

1916年 テンペラ、油彩/カンヴァス プラハ市立美術館

荒い海と厚い雲の暗さ。

 

ミュシャ【スラブ叙事詩のうち『フス派の王、ポジェブラディとクンシュタートのイジー』(権威を求める争い-民主政の国王イジーと神政のローマ)】

1923年 テンペラ、油彩/カンヴァス プラハ市立美術館

大きな窓が集める金色の光が鮮烈。

 

ミュシャ【スラブ叙事詩のうち『ニコラ・シュビッチ・ズリンスキーによるシゲットの対トルコ防衛』(キリスト教正解の盾)】

1914年 テンペラ、油彩/カンヴァス プラハ市立美術館

全体を赤が覆い作品中央の上下に流れる『煙』。写実とデザインと。

 

ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『聖アトス山』(正教会のヴァティカン)】

1926年 テンペラ、油彩/カンヴァス プラハ市立美術館

私自身はあまり好みでない緑色が作品を覆うのに、その緑色に魅力を感じたことに驚きました。他の作品でも緑色というか青白さというか、その色に魅力を感じました瞬間がありました。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『聖アトス山』(正教会のヴァティカン)】の一部分 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『聖アトス山』(正教会のヴァティカン)】の一部分 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

 

ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い』(スラヴ民族復興)】

1926年(未完成) テンペラ、油彩/カンヴァス プラハ市立美術館

一部の人の顔がのっぺらぼうなので何か違和感のある作品だと思っていたら、【スラヴ叙事詩】唯一の未完成作品でした。ぼんやりした印象を覚えるのは、そのせいもあるかもしれません。人々が『輪』を作っています。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い』(スラヴ民族復興)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナ会の誓い』(スラヴ民族復興)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

 

ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】

1926年 テンペラ、油彩/カンヴァス プラハ市立美術館

この作品は清濁併せ呑む内容ですが、作品そのものが光り輝いて観えるのです。眩しいのです。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】の一部分 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】の一部分 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

 

ミュシャお馴染みのポスターは後半で目にする

【スラヴ叙事詩】のコーナーを過ぎると、次の題名のコーナーが4つあります。

  1. ミュシャとアール・ヌーヴォー
  2. 世紀末の祝祭
  3. 独立のための闘い
  4. 習作と出版物

【スラブ叙事詩】の撮影可能エリアの横には、年表などの解説コーナーや化粧室もあります。わざわざ会場を出なくても用を足せます。ありがたい。

4つのコーナーが終わるとグッズ売り場があり、そこを通って会場出口に出ます。

 

目にした作品の中で、私が特に印象に残った作品を挙げます。

各作品の情報は、会場で無料にて入手することができる『ミュシャ展目録』に記載の情報によります。

ミュシャとアール・ヌーヴォー

ミュシャ【四つの花として『カーネーション』『ユリ』『バラ』『アイリス』】

1987年 リトグラフ/紙 堺市

 

ミュシャ『ウミロフ・ミラー』

1903-1904年 油彩/カンヴァス、鏡 堺市

これが良い。何度も観ました。濃い赤が油の艶で良い感じに、女性に色気をもたらしている。全身を見ることができるぐらいの大きい鏡であるから、何かおかしな気分にさせられるかもしれません。

 

ミュシャ『ハーモニー』

1908年 油彩/カンヴァス 堺市

【スラブ叙事詩】を思い出させます。

 

ミュシャ【ビザンティン風の頭部として『ブルネット』『ブロンド』】

1897年 リトグラフ/紙 堺市

左側の女性の顔を見て、黒柳徹子を思い出します。右側は誰だろう。

本サイト関連記事:【アルフォンス・ミュシャ】のパッケージ 懐かしの缶コーヒー『サロンドカフェ』(伊藤園:東京都渋谷区)2004年

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ『ビザンティン風の頭部「ブルネット」』『ビザンティン風の頭部「ブロンド」』 展覧会の会場で観ることができる。
アルフォンス・マリア・ミュシャ『ビザンティン風の頭部「ブルネット」』『ビザンティン風の頭部「ブロンド」』 展覧会の会場で観ることができる。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ『ビザンティン風の頭部「ブルネット」』『ビザンティン風の頭部「ブロンド」』 缶コーヒー『サロンドカフェ』(伊藤園)による。
アルフォンス・マリア・ミュシャ『ビザンティン風の頭部「ブルネット」』『ビザンティン風の頭部「ブロンド」』 缶コーヒー『サロンドカフェ』(伊藤園)による。

 

この『ミュシャとアール・ヌーヴォー』コーナーの作品のすべては、堺市の所蔵物です。大阪府堺市は『堺市立文化館 堺アルフォンス・ミュシャ館』をもっているぐらいですから驚く必要はないのですが、このような良い仕事をした経緯を知りたいものです。

またこのコーナーで「こんなん(アール・ヌーヴォー時代ポスター)ばっかりやと思ってたからあんなん(スラヴ叙事詩)あるとは驚いたなあ」「ほんまや」と老夫婦の会話を耳にしました。

本記事参考サイト:堺市立文化館 堺 アルフォンス・ミュシャ館 | トップページ

  • サイト管理者:公益財団法人堺市文化振興財団
  • サイトアドレス:2017年4月23日現在(リンク対応について言及なしのためリンクをしない)
    https://mucha.sakai-bunshin.com/index.jsp

世紀末の祝祭

ミュシャ『1900年パリ万国博覧会 ボスニア・ヘルツェゴビナ館壁画の下絵』

1899-1900年 墨/紙 堺市

この作品のところで「なんか少女漫画に出てきそうな顔だね」との女性の声を耳にしました。墨で描かれたものだからなおのこと、私もそう思いました。特に向かって右下の女性を観て。

 

ミュシャ『自力Ⅲ(犠牲)』

1911年 油彩/カンヴァス プラハ市立美術館

緑がかった青白い色が神秘的な雰囲気を出しています。この色、良いですね。

独立のための闘い

ミュシャ『第6回全国ソコル祭』

1911年 リトグラフ/紙 堺市

今に生きる者が纏う赤の鮮やかさ、背後に見える神の尊大さの対比が興味深い。

 

ミュシャ『「スラヴ叙事詩」展』

1928年 リトグラフ/紙 堺市

 

ミュシャ『1918-1928:チェコスロヴァキア独立10周年』

1928年 リトグラフ/紙 堺市

 

なお『習作と出版物』コーナーについては、作品の外観と名称が一致しない、思い出せないため省略します。冊子(の表紙)が印象に残っています。

2,400円の目録を買える場所は、会場内1箇所ではない

会場終わりに在るグッズ売り場、長蛇の列でした。整理係がいたとはいえこれでは並べない、買っていこうとは思えない。女性が圧倒的に多かったです。

展覧会目録は、1冊2,400円(税込)。会場終わりに在るグッズ売り場で購入できますが、1階や地下1階にあるショップでも購入可能です。こちらの方がスムーズではないでしょうか。また全国書店や朝日新聞SHOPの通販で購入することできるとのことです。

会場で見た展覧会目録の見本を1,2分見た限りでは、出来が良いように思いました。私は買っても置物にしてしまうことが多々あったため、展覧会目録を買うことを以前に止めて、今回もそうです。

 

蛇足ながら、会場で無料にて入手することができる『ミュシャ展目録』はA3サイズ1枚のものですが、それには小さいながら【スラヴ叙事詩】全20作品の作品そのものが掲載されています。実物を見た後に思い出すきっかけにすることができるのではないでしょうか。

 

『ミュシャ展』目録:2017年3月8日-6月5日 国立新美術館(東京都港区)
『ミュシャ展』目録:2017年3月8日-6月5日 国立新美術館(東京都港区)

 

『ミュシャ展』の私に聴こえてきた『ドヴォルジャーク』と『谷村新司』

『ミュシャ展』の全作品を見るのに1時間かかりました。あと2回見て、合計2時間半ほどでした。

これは事前の準備をしないで、会場でもあまり解説を見ることなく、作品そのものを心の赴くままに見た結果です。

 

2回目から頭の中に『ドヴォルジャーク スラブ舞曲72-2』と『谷村新司 陽はまた昇る』が流れてきました。

前者は今月4月、新日本フィルハーモニー交響楽団と指揮者上岡敏之が聴かせてくれたから分かるのです。チェコの大作曲家であるアントニン・ドヴォルザークが生み出した、美しいメロディが人の心を掴んでやまない曲。良いタイミングでした。

後者はなぜだろう。2011年の東日本大震災発生直後、私の頭の中に流れてきた曲の一つがこの『谷村新司 陽はまた昇る』でした。【スラヴ叙事詩】の重い内容、チェコやスラヴ民族の歴史とそのようなことが関係しているのでしょうか。

作品を観て、お気に入りの曲が流れてきて、人混みの中で目にハンカチを当てていました。

本サイト関連記事:【上岡敏之】指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団『ドヴォルジャーク交響曲第7番』を聴いた 帰り際に聞こえてきた観客の声 2017年春

 

平日昼12時30分過ぎのチケット売り場の行列

国立新美術館の館外にある六本木駅側のチケット売り場。昼12時40分だというのにこの行列。朝よりも長い。この日は『ミュシャ展』と『草間彌生展』がありそのチケットを求める人たちである。
国立新美術館の館外にある六本木駅側のチケット売り場。昼12時40分だというのにこの行列。朝よりも長い。この日は『ミュシャ展』と『草間彌生展』がありそのチケットを求める人たちである。

 

国立新美術館の六本木駅側。昼12時40分だというのにこの人の多さ。
国立新美術館の六本木駅側。昼12時40分だというのにこの人の多さ。

 

六本木駅側でも、乃木坂駅側でも国立新美術館のチケットを買う人の行列は、朝に比べて長くなっていました。

それでも、この時点では会場内は相当混雑していたとはいえ、会場出入口の入場制限はありませんでした。開催初めから1ヶ月も経たないうちに来場者が100,000人を越えた(2017年3月27日現在で)人気の高い展覧会であることを考えると、入場制限されていないことはありがたいことです。

昨年2016年の今頃に行われていた『若冲展』(東京都美術館:東京都台東区)とはえらい違い。2回行きましたが、いずれも60分待ち、230分待ちで断念しました。

本サイト関連記事:展覧会【若冲展】に行った 入場待ち時間60分でさようなら(東京都美術館:東京都台東区)2016年春

本サイト関連記事:展覧会【若冲展】を諦めた だって平日の昼下がりなのに入場待ち時間230分なんだから(東京都美術館:東京都台東区)2016年春

『ミュシャ展』はまだ1ヶ月以上の会期を残しています。テレビなどのマスコミやリピーター、ゴールデンウィークによる影響で『若冲展』化しないとも限りませんが、どうでしょう。

 

国立新美術館の館外にある乃木坂駅側のチケット売り場。昼12時50分だというのにこの行列。朝よりも長い。この日は『ミュシャ展』と『草間彌生展』がありそのチケットを求める人たちである。
国立新美術館の館外にある乃木坂駅側のチケット売り場。昼12時50分だというのにこの行列。朝よりも長い。この日は『ミュシャ展』と『草間彌生展』がありそのチケットを求める人たちである。

 

国立新美術館の乃木坂駅側の美術館と駅の間の通路。館外のここで待ち合わせをする人も多い様子。
国立新美術館の乃木坂駅側の美術館と駅の間の通路。館外のここで待ち合わせをする人も多い様子。

 

展覧会『ミュシャ展』の概要

  • 展覧会『ミュシャ展』
  • 日時:2017年3月8日ー2017年6月5日 10時から18時まで(入場は17時30分時まで)。ただし毎週金曜日、4月29日から5月7日までは20時まで(入場は19時30分まで)。
  • 休館日は火曜日。ただし5月2日は開館。
  • 場所:国立新美術館(東京都港区)
  • 当日料金:一般1,600円、大学生1,200円。高校生800円、中学生以下は無料。障害者手帳の提示者、およびその介助者1名は無料。

本記事参考サイト:ミュシャ展

  • サイト管理者:サイト最下部に『NHK, NHK Promotions Inc., The Asahi Shimbun』とある。
  • サイトアドレス:2017年4月21日現在(リンク対応について言及なしのためリンクをしない)
    http://www.mucha2017.jp/

本記事参考サイト:ミュシャ展|企画展|展示会|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

  • サイト管理者:国立新美術館
  • サイトアドレス:2017年4月21日現在(リンク対応について言及なしのためリンクをしない)
    http://www.nact.jp/exhibition_special/2016/alfons-mucha/

 

国立新美術館の概要

  • 名称:国立新美術館
  • 住所:〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
  • 交通アクセス1:東京メトロ千代田線乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口 美術館直結徒歩3分
  • 交通アクセス2:都営大江戸線六本木駅 7出口より徒歩約4分
  • 交通アクセス3:東京メトロ日比谷線 4a出口より徒歩約5分
  • 地図:【Google Map】https://goo.gl/maps/e5E5UAXGm3K2

本記事関連サイト:国立新美術館

  • サイト管理者:国立新美術館
  • サイトアドレス:2017年4月21日現在 http://www.nact.jp/

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『聖アトス山』(正教会のヴァティカン)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『聖アトス山』(正教会のヴァティカン)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】の一部分 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】の一部分 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

 

アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。
アルフォンス・マリア・ミュシャ【スラヴ叙事詩のうち『スラヴ民族の賛歌』(スラヴ民族は人類のために)】 『ミュシャ展』会場の撮影可能エリアにおいて。

 

以上

  • 記事名:展覧会【ミュシャ展】を観た 『スラブ舞曲』『陽はまた昇る』想い重く目頭熱く(国立新美術館:東京都港区)2017年春
  • 記事更新日:2017年4月20日、2017年4月21日、2017年4月22日、2017年4月23日
  • 記事出典元:Twitter 山上真@makotomys、山上真オフィシャルサイト

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