画家・図案家【杉浦非水】の『美の巨人たち』 三越呉服店春の新柄陳列会

画家、図案家【杉浦非水】の『美の巨人たち』(平成22年9月12日)を見た 三越呉服店・東洋唯一の地下鉄道・本田博太郎 2010年秋

初めての杉浦非水

杉浦、と言えば

平成22年9月11日。

杉浦非水。私には聞いたことのない名前だ。

『杉浦』といえば、亨や忠。最近でいえばウルトラマンか。ドラマを見る限りではサンシャインとは言えない。輝くのぞみもなさそう。

女の『杉浦』といえば、幸や圭子。最近でいえば友紀か。そういわれれば小林幸子に似ていなくもない。

『非水』からは上水が浮かび、桜桃忌を連想する。深水が浮か雪路を連想する。

新聞テレビ欄の『日本のミュシャ』で目を止めた杉浦非水。Google日本語入力ですぐに出てきたぐらいだから有名なのだろうが、私は初めて知った。

『美の巨人たち』で 杉浦非水の作品を見たら『これか!この人だったのか!』と感動するのだろうか。

好きになった人、杉浦非水

平成22年9月12日。

杉浦非水を知らなかったが『三越呉服店春の新柄陳列会』を見た途端に声が出てしまったほど素晴らしく好きになってしまった画家、図案家。

  • ミュシャと日本美との融合昇華。
  • 『東洋唯一の地下鉄道上野浅草間開通』の構図に伝わる人の驚き不安喜び。
  • 版画による花の繊細さと現実感の『非水百花譜』。

三越でデザイナーとして活躍した杉浦非水。テレビ東京は平日深夜WBSで生放送していたぐらいだから、昨日の銀座三越改装に合わせてこの番組を製作したのだろうが、良い機会となったのだからどうでもよい。

今年も宇都宮や東京で作品展があったとのことだから、彼の人気ぶりがうかがえる。

 

ここまで

  • 記事名:初めての杉浦非水
  • 記事更新日:2010年9月16日、2014年1月20日、2015年9月27日、2015年12月13日、2016年1月6日、2016年3月6日、2016年7月9日、2016年10月19日、2017年3月4日
  • 記事出典元:山上真の「本当に笑顔にできるんですか!!」「平成22年9月6日から9月12日まで ツイッターmakotoyellow」

 

情報番組『美の巨人たち』に見た画家、図案家・杉浦非水

日本のミュシャ、杉浦非水

杉浦非水と書いて『すぎうら ひすい』と読むそうだ。

その名前を知ったのは昨日、平成22年9月11日の朝だった。新聞のテレビ欄を開いて全体をぐるりと見渡すと『日本のミュシャ』の文字が飛び込んできた。

アール・ヌーヴォーを代表するアルフォンス・マリア・ミュシャ。日本でも人気の高いチェコのグラフィックデザイナーだ。

数年前には、伊藤園が販売した缶コーヒー『サロンドカフェ』にミュシャの絵が印刷されていた。その缶が気に入り、缶コーヒーは好きでもないのに、それぞれの種類を買って、今でも棚に飾ってある。

 

伊藤園の缶コーヒー『サロンドカフェ』(東京都渋谷区)ブラックとデミタス
伊藤園の缶コーヒー『サロンドカフェ』(東京都渋谷区)ブラックとデミタス

 

→ 本サイト関連記事 懐かしの缶コーヒー『サロンドカフェ』【アルフォンス・ミュシャ】のパッケージ(伊藤園:東京都渋谷区)2004年

 

毎週土曜日 午後10時より30分間 テレビ東京で放送されている『美の巨人たち』。

平成22年9月11日は杉浦非水を取りあげていた。その新聞欄の案内は『日本のミュシャ…大正浪漫の色彩』であった。

番組開始前の数秒ほどの案内でその日の対象となる作品を見ることができるが、その数秒ほどで、たかが数秒で、私はその絵に、その人に心を奪われてしまった。

『三越呉服店 春の新柄陳列会』

杉浦非水の師匠の一人である黒田清輝が海外研究から持ち帰ってきたミュシャの絵を、模写研究してそのデザインと色白の和服美人を融合、昇華させたその絵。『三越呉服店 春の新柄陳列会』に私は心を動かされ、声をもらしていた。

杉浦非水が三越のデザイナーとして制作したものであるから、当時の三越百貨店の宣伝ポスターとしての意味合いが第一である。

  • 右上には『三越百貨店』のロゴと文字
  • 色白の和服美人の手には三越のパンフレットを持たせ
  • 左上には大商談会の雰囲気を伝える絵を描き

見事に第一の意義を実現しながら、それが前に出過ぎないほどの構図や色合い、違和感を覚えさせない一体感を、その性質としてもたせている。特定の企業を宣伝するポスターとは思わせない、絵としての確固たる存在感がそれにはある。

番組ではそのほかに、次のものなどが紹介されていた。

  • 図案家として名声を確立する前に描かれた、精緻な日本画作品である『孔雀』
  • 楽しさ賑やかさで目を引く図案家としての作品
  • 版画による繊細さと現実感を伝える『非水百科譜』

『東洋唯一の地下鉄道上野浅草間開通』

そのなかでも、『東洋唯一の地下鉄道上野浅草間開通』も素晴らしかった。

昭和2年12月30日に開通した銀座線を告知するそのポスター。

オレンジ色の車体の銀座線を左上に位置させ、これから、こちらへと向かってくる銀座線を、手前の人を大きく描き、右上から右下まで大勢の人が迎える構図。

それを迎える人々の驚き興奮、不安心配、また喜びがそのまま伝わり、それは、当時のアジア唯一の地下鉄を我が日本が作ったという誇りと凄さ、素晴らしさを誇らしめ日本人で共有し、未来の輝きを迎え築きあげていこうではないか。

というメッセージである、というのは大げさであろうか。

杉浦非水の作品展は、今年だけでも、関東では宇都宮美術館(平成21年11月~平成22年1月)と東京国立近代美術館(平成22年4月~6月)で行われていた。それだけ人気があり、デザインの意義も増してきているのだろう。

東京国立近代美術館が少なくない54点の杉浦非水の作品を所蔵しているから、急ぐことなく拝めることを期待したい。

俳優:本田博太郎の安心感

杉浦非水の『美の巨人たち』では、俳優二人によるやり取りが、杉浦非水や美術の初心者への導入として大きな役割を果たしていた。

群を抜く存在感だった本田博太郎。

継続的な活躍、名脇役としての位置の確立。私にとっては何を演じても同じ本田博太郎なのだが、それゆえの安心感とそれでも一つひとつの役で違いを見せる役作りが、いつの間にか本田博太郎に喜びを見出すこととなっていた。

 

画家、図案家杉浦非水に関する情報番組『美の巨人たち』の概要

  • 情報番組:『美の巨人たち・杉浦非水・日本のミュシャ…大正浪漫の色彩』
  • 放送日:2010年9月12日
  • 放送局:テレビ東京系列
  • 出演:小林薫、本田博太郎 ほか

本記事参考サイト:【テレビ東京】美の巨人たち 杉浦非水「三越呉服店 春の新柄陳列会」

  • サイト管理者:テレビ東京
  • サイトアドレス:2017年3月4日現在
    http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/backnumber/100911/

 

追記 2016年3月6日

杉浦非水の作品そのものの良し悪しに影響があるわけがないのですが、彼が多摩美術大学の創設関係者であることを考えると、2015年夏に表出した事件との関係で嫌な思いをします。

小さなコミュニティの中で大きな利益を生み出し、それを回そうとすると、さのることも大したことではないのでしょうか。

 

ここまで

  • 記事名:画家、図案家【杉浦非水】の『美の巨人たち』(平成22年9月12日)を見た 三越呉服店・東洋唯一の地下鉄道・本田博太郎 2010年秋
  • 記事更新日:2010年9月12日、2014年1月20日、2015年9月28日、2015年12月13日、2016年1月6日、2016年3月6日、2016年7月9日、2016年10月19日、2017年3月4日
  • 記事出典元:山上真の「本当に笑顔にできるんですか!!」【美の巨人たち】にみた画家、図案家杉浦非水

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