【アンドリュー・リットン】指揮・新日本フィル『マーラー交響曲第4番』2018年夏

2018年6月30日、すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)。

新日本フィルとアンドリュー・リットン。

クラシック音楽演奏会における【ビニール袋ガサガサ星人】は客ではない、【多動性星人】は客ではない、星に帰れ

ベルク『ルル組曲』の1音目でこの公演に期待できたのに。

『ビニール袋ガサガサ星人』と『オレンジ服多動性中年』襲来。

お前らのせいで、公演前半ぶち壊しだ。

お前らは、客ではない。

私はチケットを譲り受けたのではなく、招待を受けたのではない。

2階の席を、最も高い金額のS席を買ったのは、貧乏人に会わず、気狂いに邪魔されずに聞くためなのに。悔しい。

( 例えば、2,000円の席を買った演奏会において、4,500円の席に堂々と座るというずうずうしいこと、というより

そうした犯罪行為は、私にはできない。

ましてやそういうことをしましたとインターネット上にて、公衆の面前にて堂々と告白、自慢することなどは私にはできない。

錦之助でなくとも『人間のすることじゃねえや。叩っ斬ってやる』と言いたくなる。確かに妖怪は、人ではない )

苦手な曲がまた聞きたくなるとは嬉しいこと

マーラー『4』は苦手なのに、始めから好みのテンポで第1楽章後半に聞いた弦の音、メロディに目頭熱くなる。あっという間が名残惜しい。

また聞きたくなって嬉しい。

指揮者とソリストの(お辞儀の)共同作業も興味深い。

ソリストは卒団セレモニーにも一役買っていた。

奏者卒団公演は初めて

舞台が、客席が、ホールが良い雰囲気。

口ずさめるロビーコンサートの曲(ヘイゼル作曲 もう一匹のネコ「クラーケン」)、前半終わりの卒団者への拍手、公演終わりの温かさ。

終わることも悪いことばかりではない。

音楽は人が生み出すものなのだと思えて、その場にいられて良かった。

七夕前の2018年7月4日、新日本フィルとアンドリュー・リットン

人様の短冊を見るのは無責任なものだが、短冊作成者本人には一大事。

どうか『ビニール袋ガサガサ星人』が来ませんように。

どうか『多動性中年(しかも図々しい)』が来ませんように。

どうか『鈴鳴らし婆』が来ませんように。

このマーラー『4』でより期待したのです。好きな曲の組み合わせを新日本フィルとアンドリュー・リットンでと。

『新日本フィルハーモニー交響楽団 第590回トパーズ<トリフォニー・シリーズ>』の概要

  • 音楽会『新日本フィルハーモニー交響楽団 第590回トパーズ<トリフォニー・シリーズ>』の概要
  • 日時:2018年6月30日 土曜日 14時-
  • 場所:すみだトリフォニーホール 東京・錦糸町
  • 演目1:ベルク『歌劇<ルル>組曲』
  • 演目2:ベルク『アルテンベルク歌曲集』
  • 演目3:マーラー『交響曲第4番 大いなる喜びへの賛歌』
  • アンコールは前半も後半もなし。
  • ソプラノ:林正子(すべての演目に参加)
  • コンサートマスター:西江辰郎
  • 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
  • 指揮:アンドリュー・リットン
  • 備考:同じプログラム、場所で、前日の2018年6月29日金曜日19時より公演がありました。

本記事参考サイト:新日本フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会#590トパーズ<トリフォニー・シリーズ>

  • 備考:ソリストに林正子、指揮にアンドリュー・リットンを迎えた演奏会の情報です。
  • サイト管理者:公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団
  • サイトアドレス:2019年3月13日現在。
  • https://www.njp.or.jp/concerts/3362

本記事の名称、更新日、出典元、写真撮影日

■ 記事名称:【アンドリュー・リットン】指揮・新日本フィル『マーラー交響曲第4番』2018年夏

■ 記事更新日:★2018年7月3日、2018年8月2日、2019年3月13日、2019年3月14日、2019年3月24日

■ 記事出典元:★Twitter 山上真@makotomys、山上真オフィシャルサイト

■ 写真撮影日:2018年6月30日

【上岡敏之】指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団『マーラー交響曲第5番』を聴いた 2017年秋

横浜みなとみらいホールの演奏会【上岡敏之指揮】2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団 マーラー交響曲第5番ほか

2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 横浜みなとみらいホール(東京・横浜みなとみらい)チラシ
2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 横浜みなとみらいホール(東京・横浜みなとみらい)チラシ

 

初来館 横浜みなとみらいホール

山下公園には足を運ぶ機会があるけれど、横浜みなとみらい地区に来ることは覚えている限りで初めて。最寄り駅のみなとみらい駅で降りてそのホームから、多くの人々を乗せて動く物体、これほど大きなエスカレーターが見られるとは思っても見なかった。

 

横浜高速鉄道みなとみらい線のみなとみらい駅ホームより見た、クイーンズスクエア横浜の中にある赤色の長いエスカレーター(神奈川・横浜みなとみらい)
横浜高速鉄道みなとみらい線のみなとみらい駅ホームより見た、クイーンズスクエア横浜の中にある赤色の長いエスカレーター(神奈川・横浜みなとみらい)

 

私もそれに乗って、クイーンズスクエア横浜の中にある横浜みなとみらいホールに足を運んだ。みなとみらい駅から横浜みなとみらいホールへの所要時間は徒歩にて3分ほど。

ただしエスカレーターを降りてからのクイーンズスクエア横浜1階フロアは本当に広く、人の往来も多く激しい。1回の行き来では慣れず、行き方を覚えられないかもしれない。

 

横浜高速鉄道みなとみらい線のみなとみらい駅から、同じ階にあるクイーンズスクエア横浜の赤色の長いエスカレーターへ(神奈川・横浜みなとみらい)
横浜高速鉄道みなとみらい線のみなとみらい駅から、同じ階にあるクイーンズスクエア横浜の赤色の長いエスカレーターへ(神奈川・横浜みなとみらい)

 

クイーンズスクエア横浜(神奈川・横浜みなとみらい)の赤色の長いエスカレーター。この地下3階から横浜みなとみらいホール(クイーンズスクエア横浜の中にある)のある1階へ直通のエスカレーターである。この日週末の13時頃は上り2列下り1列で、17時頃は上り1列下り2列で稼働していた。
クイーンズスクエア横浜(神奈川・横浜みなとみらい)の赤色の長いエスカレーター。この地下3階から横浜みなとみらいホール(クイーンズスクエア横浜の中にある)のある1階へ直通のエスカレーターである。この日週末の13時頃は上り2列下り1列で、17時頃は上り1列下り2列で稼働していた。

 

本公演開演の14時までに時間があったため、クイーンズスクエア横浜(この施設の中に横浜みなとみらいホールが所在する)の外に出た。この日は『第5回沖縄チャンプルーカーニバル』が行われていて、その出店多数。小雨が残念だった。

その向こう側に、テレビでしばしば目にした大観覧車を初めて見た。1回転およそ15分のこの大観覧車に乗ってはいないが、見ただけで儲けた気分になる。

 

クイーンズスクエア横浜1階外より見た、大観覧車『コスモクロック21』(神奈川・横浜みなとみらい)。この日はクイーンズスクエア横浜にて『第5回沖縄チャンプルーカーニバル』が行われていた。
クイーンズスクエア横浜1階外より見た、大観覧車『コスモクロック21』(神奈川・横浜みなとみらい)。この日はクイーンズスクエア横浜にて『第5回沖縄チャンプルーカーニバル』が行われていた。

 

これまでは場所が神奈川県であること、言い換えれば東京都ではないことを考慮して、横浜みなとみらいホールは避けてきたが、そのことがばかばかしく思えてきた。来て良かった。

本公演で客に恵まれたとは言わないが(2階サイドの男女カップルのうち男は、演奏開始直前や楽章の合間に喋って喧しく気が散ってしまった。終わってからいくらでもウンチクはひけらかせるでしょう。女に「終わったらすぐに帰るから」って言われただろうか。こいつ一人が大きくダメ)、ホールの中、客席の雰囲気が良かった。

これであれば、池袋や初台よりも私は横浜みなとみらいが良い。

 

2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演前のホール出入口の様子
2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演前のホール出入口の様子

 

2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演前のホール出入口の様子
2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演前のホール出入口の様子

 

それでも、場所の問題は私にとって小さくないネックだ。

コンサートのある日には別のイベントにも足を運びたいところ、それらのイベントは東京都で行われることが多く、『朝から東京へ、午後(13時45分まで)に横浜へ』というスケジュールは口で言うほど簡単なことではなく、イベントの選択肢を少なくしてしまう(この点、上手くいけば東京某所から乗り換え無しで、電車1本でみなとみらい駅に出られるので、良い世の中になったものだ。関係者の努力に感謝)。

これは横浜みなとみらいホールを利用する上での今後の私の課題だ。

 

横浜みなとみらいホール(神奈川・横浜みなとみらい)のホール外の柱と青色の旗。横浜の海や空をイメージした深い青色なのだろうか。
横浜みなとみらいホール(神奈川・横浜みなとみらい)のホール外の柱と青色の旗。横浜の海や空をイメージした深い青色なのだろうか。

 

ベートーヴェン『ピアノ協奏曲第4番』

14時過ぎから14時40分頃まで

アンコールなし

 

横浜みなとみらいホール(神奈川・横浜みなとみらい)の正面入口。この向かい側にパシフィコ横浜、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルなどがある。このホールには始めて来たが、ホール2階、3階から見るパシフィコ横浜側の景色は良いものだ。
横浜みなとみらいホール(神奈川・横浜みなとみらい)の正面入口。この向かい側にパシフィコ横浜、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルなどがある。このホールには始めて来たが、ホール2階、3階から見るパシフィコ横浜側の景色は良いものだ。

 

開演時間になっても人の出入りが多かった。特に舞台の横、後ろの安い席で。週末の昼だというのになぜ余裕なく、あるいはチンタラチンタラと行動しているのだろう。不快だ。

ピアノのデジュー・ラーンキ。大柄な男が堂々とゆっくりとした足取りで登場。

一音目から良い音が聴こえてきた。本公演は良いものになりそうだと思った。

 

横浜みなとみらいホール(神奈川・横浜みなとみらい)の正面入口から見た、パシフィコ横浜会議センター、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの裏側。
横浜みなとみらいホール(神奈川・横浜みなとみらい)の正面入口から見た、パシフィコ横浜会議センター、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルの裏側。

 

2階サイドから聴いて、少々硬い音と感じることもあったが、最後まで聴くことに問題はなかった。

ただし、私にとって、すみだトリフォニーホールの1階で聞くピアノの音があまりに硬くて、しばらくすみだトリフォニーホール1階ではピアノリサイタルやピアノ協奏曲などは聞かないこととした。もしかしたら、横浜みなとみらいホールでも同じことが私に当てはまるかもしれず、その点は残念に思った。

ピアノは小さな音もはっきり聴こえ、大きな音の迫力は素晴らしい。軽やかな音ではなく、音の一音一音が明確で重い。弾く姿は美しさに遠い。見て聴いて現実味があるやに思えたが、しかしそこに大部分の人間がたどり着くのは困難である別世界がそこにはあった。

彼はピアノを弾きながら何度も、天井を見上げていた。

 

横浜みなとみらいホール(神奈川・横浜みなとみらい)の正面入口から見た、パシフィコ横浜の展示ホール。
横浜みなとみらいホール(神奈川・横浜みなとみらい)の正面入口から見た、パシフィコ横浜の展示ホール。

 

第1楽章、ピアノのソロで泣けてしまった。

第2楽章、オーケストラの音に重さ、深さがあって良かった。

彼のタイミング合わせの指揮者に対する手振りは少なくとも2,3度あった。ピアノ、指揮者、コンサートマスター、いずれもが目や手などで音を合わせようとする。誰も彼もがバラバラではない。その共同作業の良さを目にすることができた。

演奏が終わってからも、舞台上の雰囲気が良い。『私だけではないよ』と言わんばかりに、デジュー・ラーンキは上岡敏之の手を何度も引いて観客へ頭を下げていた。

マーラー『交響曲第5番』

15時頃から16時13分頃まで

アンコールなし

終演16時20分頃

 

2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 横浜みなとみらいホール(東京・横浜みなとみらい)のモール入口に掲示された本日の公演の案内
2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 横浜みなとみらいホール(東京・横浜みなとみらい)のモール入口に掲示された本日の公演の案内

 

眠らず、眠くならず。充実した演奏であると思った。

耳慣れない音が第1楽章から所々にあった。第4楽章から最終楽章へと進むところも時間が止まるかのようなこれだけゆっくりとした演奏は耳にしたことがなく、それが不快にならず心が踊った。それなのに最終楽章の途中で飽きてしまったのはどうしてなのか分からないが、最後は『これだ、これだ!』とその束の間の時間を大喜びで味わった。心地よく拍手をし続けた。

そういえば、本公演終了後に「マーラーはどうもじれったい!」という男性の声が聞こえてきた。終わってみれば70分を切る演奏だったが、すっきりはっきり流れの良いマーラーではなく、数字上ではなく感覚的に、前に進んでいるのかどうか分からないような、絡みつかれるような掴まれるような、このようなマーラーを聴くことができて良い時間を過ごすことができた。

 

2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子
2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子

 

演奏開始からトランペットは良く響いていた。ノーミスとは言わないが、本公演は金管セクションが良かったのでバッチリ決まった。

弦楽セクションは美しかったのだけれど、もう少し音が欲しい。遠くから聞こえるように思うことがあった。違う席で聴いたらそうは聞こえなかったのだろうか。それでも確かに、アダージェットは美しく、涙を流した。

演奏が終わり上岡敏之と崔文洙は抱擁を交わした。このコンビでは何度も目にしていることだが白けるものではない。中身が伴っていない、見せかけだけのものとは思えないからだ。『そうだ、そうだ』と思いながら、私は拍手を送り続けていた。

本公演の終了後に頭の中に流れてきた曲は

本公演にて演奏されたマーラー『交響曲第5番』でもベートーヴェン『ピアノ協奏曲第4番』でもなく、アニメ『さすがの猿飛』のオープニングテーマ『恋の呪文はスキトキメキトキス』(
歌:伊藤さやか、作詞:康珍化、作曲・編曲:小林泉美)だった。

本公演に関係のないこの曲がなぜ、流れてきたのかは今でも分からない。

本公演の数日前に、某共有動画サイトで偶然耳にした、しかも30年以上ぶりのご無沙汰。その時に『この曲、良いな』と思ったことが影響したのかもしれない。本公演の素晴らしさに。

だったらマーラーかベートーヴェンが真っ先に流れてくるはずだけれど。主人公の猿飛肉丸のように、神風を吹かせることはできない。

カミカゼは吹かない

新日本フィルの定期演奏会は総じて集客がよろしくない。8割ほど席が埋まっていれば良い方だというのが、ここ1年で数回定期演奏会に足を運んでの思いだ。例えば5年前、10年前は、新日本フィルどころか他のオーケストラの公演に足を運んでいなかったので、私はその当時の集客状況は知らない。あくまでもここ1年の話として。

本年2月に行われたユッカ=ペッカ・サラステ指揮の新日本フィル定期演奏会は、公演数日前にチケットオンラインで予約状況を確認したところ、2月3日金曜日の公演は9割以上の予約が入っていたがこれは珍しいことだ。翌日2月4日土曜日の同じ内容の公演に足を運んだが、ここまでの客の入りではなかった。

 

2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子
2017年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子

 

本公演は1階席、2階席で客の入りが6割ほどだったか。しかし横浜みなとみらいホールは3階まであるところ始めから3階席は売っていなかったので(このことは昨年の新日本フィル特別演奏会も同じだった)、集客人数は思っている以上に少ないと思われる。そのうえ1階席や2階席の後ろの席には中学生ぐらいの制服着用の未成年が集団でいた。招待客だろうか。

本公演と同じ内容の9月14日のサントリーホール定期演奏会では、当日券が200枚程度発売されることがサントリーホールのTwitter公式アカウントで案内されていた。

以前のダニエル・ハーディング、インゴ・メッツマッハー体制時代からのことなのかもしれないが、新日本フィルや上岡敏之の集客力はどうなのか。上岡体制は2年目が始まったばかりであるが、人気の高そうな本公演のプログラムでこの集客では、来季はどうなるだろうと気の早いこと、関係者でないのに要らぬことを思ってしまう。

 

瞬間的なカミカゼが吹いて欲しいのではない。地元の錦糸町はもちろんのこと、赤坂やここ横浜みなとみらいで、継続して、8割以上の客席が埋まる中で彼らの音楽を聴きたいということが近年の希望の一つ(人が多くなればなるほど、静かに聴ける環境でなくなる可能性が高くなるので、常時満席は困ります。今でも、他人のことなんぞ気にしてられるか、遠慮しない、そんな迷惑な奴らがいるというのに)。

他人様に興味関心を持ってもらうことは本当に難しい。「良いね」と言ってもらうこと、広めてもらうことも同じぐらいに難しい。

(ここではまったく関係のない話だけれど、2017年10月8日現在、担当指揮者が不在の『エリシュカの新日本フィル定期演奏会』、早く決まってくれないかな)

 

よこはまコスモワールド(神奈川・横浜みなとみらい)の大観覧車『コスモクロック21』。チョンボをしてもいーさいーさと許してくれそう。
よこはまコスモワールド(神奈川・横浜みなとみらい)の大観覧車『コスモクロック21』。チョンボをしてもいーさいーさと許してくれそう。

 

「わざわざここまで来た甲斐があったでしょう」

本公演に団体で来ていた学生が羨ましい。良い時間を過ごすことができて。今は良いと思わなくても、これが何時か花開くことがある。他方で、未来の新日本フィルの、クラシック音楽界の顧客になってくれるかもしれない。手間暇時間がかかるけれど、種を撒いて水を撒くことは不可欠だ。

本公演が終わった後、横浜みなとみらいホールを出るまでの間に耳にした「わざわざここまで来た甲斐があったでしょう」「はい!本当に」の男女の会話。関係者でなくても、演奏会の客の一人として、そういう声をまた聞きたい。またそう思う機会を得たい。

本公演の数日後、マーラー『交響曲第5番』が私の頭の中を駆け巡り、知らないうちに口ずさんでいた。この演奏会、素晴らしかった。

『新日本フィルハーモニー交響楽団 第4回特別演奏会サファイア<横浜みなとみらいシリーズ>』の概要

  • 音楽会『新日本フィルハーモニー交響楽団 第4回特別演奏会サファイア<横浜みなとみらいシリーズ>』の概要
  • 日時:2017年9月16日 土曜日 14時-16時20分頃
  • 場所:横浜みなとみらいホール 神奈川・横浜みなとみらい
  • 演目1:ベートーヴェン『ピアノ協奏曲第4番』
  • 演目2:マーラー『交響曲第5番』
  • ピアノ:デジュー・ラーンキ
  • コンサートマスター:崔文洙
  • 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
  • 指揮:上岡敏之
  • 備考:同じプログラムで、サントリーホールにて、一昨日の2017年9月14日木曜日19時より公演がありました。

本記事参考サイト:♯4 特別演奏会 サファイア<横浜みなとみらいシリーズ>

  • 備考:ソリストにピアノのデジュー・ラーンキを迎え、音楽監督である上岡敏之が指揮した演奏会の情報です。
  • サイト管理者:公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団
  • サイトアドレス:2017年10月8日現在
    https://www.njp.or.jp/archives/4861
新日本フィルハーモニー交響楽団第4回特別演奏会サファイア<横浜みなとみらいシリーズ>パンプレット:2017年9月16日上岡敏之指揮『ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番』『マーラー 交響曲第5番』
新日本フィルハーモニー交響楽団第4回特別演奏会サファイア<横浜みなとみらいシリーズ>パンプレット:2017年9月16日上岡敏之指揮『ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番』『マーラー 交響曲第5番』

 

以上

  • 記事名:【上岡敏之】指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団『マーラー交響曲第5番』を聴いた 2017年秋
  • 記事更新日:2017年10月8日
  • 記事出典元:山上真オフィシャルサイト

リッカルド・シャイー指揮『マーラー 交響曲第1番』を聴いた 心躍らされる指揮ぶり 2009年冬

思わせぶりな『のだめカンタービレ』特番

午後10時始まりの2時間ドラマもいいものだ

昨日は『のだめカンタービレ』が午後10時から放送されるというので ~気の重いことがありながらもそれを片付けてしまえば『ごほうび』が待っていると ~朝から楽しみにしてその時を迎えました。

2時間ドラマが午後10時から始まるというのは珍しいように思いますが、いいものです。

午後9時から始まりますとまず始めから見ることはできません。食事をごちそうになって、洗い物をし、歯磨きをして、となりますと午後9時を過ぎてしまい落ち着けない

ブログの更新もその日のうちに更新したいので早くにしなければ、とテレビどころではないのが最近の生活リズムでして、午前様に終わるのは悩みどころですが、10時からの2時間ドラマというのもゆっくりと始めから見ることができていいものです。

看板倒れの『ドラマレジェンド』

騒がしく始まって、いつものメンバー、いつもの光景だな、と思っていたら、番組の中身そのものもいつもの感じだ、あれっ、見たことあるぞ。『おいおい再放送とほとんど変わりがないじゃないか』と始めの10分15分でしらけてしまったんです。

新聞テレビ欄をよく見てみると『ドラマレジェンド』と書いてありますし ~ドラマレジェンドの意味するところが分からない人もいるでしょう。その人にとっては本放送だと思って見始めても仕方がない~ 昼間にやっていた再放送でもそのようなお知らせはしていたのかもしれませんが、拍子抜けしました。

視聴者への適切な案内とはいえず、視聴者はお客様であるという意識を重視していないようにも思えてくる。そうなると作り手の都合による単なる『映画広報』に終わってしまいかねず残念でなりません。それでも最後まで見てしまいましたけれど。

チャイコフスキーに心を惹かれる

本放送で見たときに面白かったからというのも最後まで見た理由であります。温水洋一演じるハラヒロシとプリごろ太ペアも楽しかったですが、随所で聴くことのできるそれぞれの音楽のもつ力、『音のもつ楽しさ』『音によって生み出される喜び』によるところも大きかったように思います。あまり好きではないのですが、チャイコフスキー『ヴァイオリン協奏曲』も良いものだと教えてもらいました。

予告を見る限りでは映画も、成長する人々の過程、その喜びや嬉しさが伝わってきて面白そうです。

追記 2016年6月3日

2015年3月26日、東京・赤坂のサントリーホールで聴いた演奏が、私にとっての初めてのチャイコフスキー『ヴァイオリン協奏曲』の生演奏。良かったです。その日の演奏曲数はアンコールを含めて4曲。それぞれの曲で涙を流しました。またこの曲を生で、生で聴きたい。

  • チャイコフスキー『ヴァイオリン協奏曲』
  • 演奏日:2016年3月26日 土曜日 18時
  • 演奏場所:サントリーホール 東京・赤坂
  • 管弦楽:東京交響楽団
  • ヴァイオリン:成田達輝
  • 指揮:ドミトリー・キタエンコ

 

テレビ『NHK音楽祭2009ハイライト』で見たリッカルド・シャイーの『マーラー 交響曲第1番』

のだめのドラマが終わりましたから午前0時に寝ようと思ったのですが ~これが悪い癖で~ テレビのリモコンをカチャカチャやりまして、見てしまうんですね、余計なものを。

いやいやどうして、昨日はそうではなかった。良いものを観ました、聴きました。

五感を働かせる。一つの感覚だけではなく複数の感覚を働かせて評価することは決しておかしい話ではない。バイアス(偏見)のようであってバイアスではないこともあるのではないか、正当化してもいいのだ、と思わせるものでした。

『のだめ』を見終わってからですから午前0時前のことです。そういえばNHK音楽祭2009がやってたな、忘れてたよ、と一応チャンネルをあわせてみました。クラシックつながりで同じ日の同じような時間にやらなくったっていいのにな、と思いながらも途中から、第三楽章の終りから観ました。さほど時間がかからずにこれは最後まで観た方が良いと思い、第4楽章を迎えました。

私にとっては、ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団もリッカルド・シャイーも馴染みがありません。クルト=マズアが指揮したベートーベン『交響曲第9番<合唱付き>』ぐらいしか聴いたことがありません。リッカルド・シャイーの指揮の姿もテレビで初めて観ました。

あらゆる体を使い、見る者聞く者の心を躍らせるリッカルド・シャイー

手と腕と、体と足と、そして顔を十二分に使って、その姿から音楽そのものが奏でられているかのような錯覚に陥る、色彩豊かな熱いものが伝わってくる指揮ぶりでした。

その音楽に浸りすぎて眠りに誘われそのまま帰ってこなくなるかのような時間を過ごしているかと思えば、その次には陽の光さんさんと降りそそぎ今日そして明日、未来へと歩んでいく者の背中を押さんがばかりに、音があちらこちらから湧き出て、それが一つとまとまり溶けてゆく。

それをあらゆる体を使い『我が思いはこれだ、そうこれなんだ』と叫ばんがばかりにリッカルド・シャイーは指揮をします。

心と体で思ったのであれば、それを信じればよい

最近はマーラーの交響曲は聴く機会が少なくなりました。第1番も例外ではなく、興味関心が薄れています。でも、このマーラーは良かった。CD全集があるぐらいだからリッカルド・シャイーのマーラーは聴きたくなりました。

特にあの指揮ぶりに心を奪われてしまいました。それでバイアスがかかって過大評価をしているのかもしれません。

しかし、本当に良い、素晴らしいと思っているものは、バイアスだ何だというものは超越してしまっているのではないかと思えてなりません。『これは良い』と心で体で思ったのであればそれを信じればよい。

また、音を聴くものだから音楽なのであって、見たくれの派手さ激しさで音楽の良し悪しを判断するのはおかしい、という考えに対しては疑問が大きくなってきています。あの指揮ぶりに心動かされるのは観客だけではない、オーケストラもそうではないでしょうか。その良さが観客にも伝わっているように思うのです。

今、マーラーの交響曲のなかで最も興味関心があるのは、第7番です。難関なマーラー交響曲の最高峰かのようにいわれるこの曲ですが ~私の好きなCDはケルン放送交響楽団を指揮した、ガリー=ベルティーニのものです~ リッカルド=シャイーが指揮したこの曲のCDを一番に推薦していた音楽評論家がいました。やっぱり聴きたくなりました。

追記 2016年6月3日

2014年11月15日、東京・赤坂のサントリーホールで聴いた演奏が、私にとっての初めてのマーラー『交響曲第7番』の生演奏。あまり覚えていません。昼間の演奏会で、昼食のうどんをてんぷらと一緒に食べ過ぎてしまい、第2楽章あたりからウトウトコックリコックリ。午前中は新宿御苑の大菊花展を早々と切り上げての鑑賞だっただけに余計に残念でありました。

  • マーラー『交響曲 第7番』
  • 演奏日:2014年11月15日 土曜日 14時
  • 演奏場所:サントリーホール 東京・赤坂
  • 管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
  • 指揮:ピエタリ・インキネン

 

テレビ『NHK音楽祭2009ハイライト』で見たリッカルド・シャイーの『マーラー 交響曲第1番』の概要

  • マーラー「交響曲第1番<巨人>」
  • 管弦楽:ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
  • 指揮:リッカルド=シャイー
  • 公演日:2009年11月4日
  • 公演場所:NHKホール
  • テレビ放映日:2009年12月18日 22時30分-25時30分
  • 放送局:NHK教育

本記事参考サイト:NHK音楽祭2009

  • サイト管理者:NHKプロモーション
  • サイトアドレス:2016年6月3日現在
    http://www.nhk-p.co.jp/event/detail.php?id=308

 

  • リッカルド・シャイー指揮『マーラー 交響曲第1番』を聴いた 心躍らされる指揮ぶり 2009年冬
  • 記事更新日:2009年12月19日、その他、2015年12月31日、2016年2月18日、2016年6月3日
  • 記事出典元:山上真の「本当に笑顔にできるんですか!!」より