【飯守泰次郎】指揮・東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団『モーツァルト レクイエム』を聴いた 2017年夏

ティアラこうとうには2度目の来館

ティアラこうとう(東京・住吉)。正式名称は江東区江東公会堂である。
ティアラこうとう(東京・住吉)。正式名称は江東区江東公会堂である。

 

2年前の2015年8月1日に行われた『真夏の第九 こうとう2015』以来の来館。

今回と同じで、その際の演奏は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団であったが、指揮は阿部加奈子。思いもよらず第2楽章で眠ってしまったが、第4楽章の声楽、特に合唱の場面での高揚感は素晴らしかった。彼女が合唱指導者としての一面をもっているようだからその良さがを感じることができたのではないか。

 

その際、舞台に出てくる際の演奏家の一人の振る舞いに不快感を覚えたが(今は東京シティに在籍していない)、客のマナーにも不快感を覚えた。

客席に緊張感がなく、あちらこちらから音がする。第2楽章が終わってから会場に入る爺もいた。大曲、有名曲がもたらす興奮ゆえなのか、場所柄なのか、合唱団が必要な曲で公演当事者が多数だからなのか、偶然なのかは分からない。

 

2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとう前の、公演前の様子
2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとう前の、公演前の様子

 

今回の公演の客のマナーも悪い、不快だった。

演奏開始直前まで席を行き来する子供。

客が隣にいるのに空いているイスの上に自分や旦那のカバンを置くことに何ら罪悪感を感じていなさそう女。

遅刻者も多く、公演前半の第2楽章から会場に入ってくる奴もいて、コンサートマスターの目がそちらに向いていた。ただこれは、会場の判断で公演後半からの入場にしてほしかったが。

 

それでも公演前半はほとんど、客席から音はしなかったから良かった。

これが続けば良かったのだけれど、モーツァルト『レクイエム』をお目当てにする人が多く人が増えたのか、公演後半は咳やビニール袋の擦れる音が増えた。すぐさま係が飛んでいって制していたが、演奏終了直後には舞台にスマートフォンを向けている奴もいた。

 

客席数が1200ほどの中程度の大きさのホールが満席にならなかったにもかかわらず、残念、不愉快な客席の雰囲気だった。

私にとって馴染みのない場所で、2度も、客の関係で不愉快なことがあると、同じことは3度あるのではないかと疑ってしまう。公演会場との相性というものがあるのかもしれない。ティアラこうとうそのものが悪いとは思わず、猿江恩賜公園もあって良い場所なのだけれど。

 

モーツァルト『交響曲第38番 プラハ』

2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとう(東京・住吉)会場外に掲示されたポスター
2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとう(東京・住吉)会場外に掲示されたポスター

 

この曲を目当てにすることはないので、モーツァルト『レクイエム』と一緒に聴いてこの曲が好きになれば儲けものだと思っていた。

演奏開始直後に『今日は良い演奏会になりそうだ』と思ったことは良かったのだが、10分ほどで眠くなってしまった。

本当に眠くて、演奏終了後の休憩時間では何度もあくびをしてしまった。余裕のある15時開始だったせいもあるかもしれないが、これは私が苦手なモーツァルトとスローテンポの飯守泰次郎の相乗効果だと思う。繰り返しが多かったこともあろう。

仕方がない。

 

2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとう出入口の、公演前の様子
2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとう出入口の、公演前の様子

 

モーツァルト『レクイエム』

2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとう前の、公演後の様子。2つの超高層ビル。向かって左がサンライズ・タワー、右がサンセット・タワー。2つ併せて『ザ・ガーデンタワーズ』。いずれも地上39階、地下2階建。
2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとう前の、公演後の様子。2つの超高層ビル。向かって左がサンライズ・タワー、右がサンセット・タワー。2つ併せて『ザ・ガーデンタワーズ』。いずれも地上39階、地下2階建。

 

本公演は前半も後半もブラボーは飛ばなかった。後半にフライング気味の拍手があったが許容範囲で、眠ることなく良い時間を過ごすことができた。

合唱は男性陣が2,3名の空席があった。どうなることかと思う出だしであったが結局は問題なく。特に向かって右側の女性陣から良い声が聴こえてきた。

2015年の『真夏の第九』の時も合唱が良かったと思ったが、今回も同じ思い。合唱は臨時編成であるが、指導陣(合唱指揮:四野見和敏、ヴォイストレーナー:荒井香織ほか)の良さとメンバーの良さが表れているということか。

演奏終了直後、合唱指揮者は合唱団に向けて何度も、両親指を立てて笑顔を送っていたが、私も同じ思いで拍手を送っていた。

来年の『真夏のレクイエム こうとう2018』(2018年8月19日日曜日、15時開演)の演目はブラームス『ドイツ・レクイエム』。指揮は今回と同じく飯守泰次郎。合唱団160名の募集期間は本年9月10日から9月30日まで。腰を据えて携わっているとの姿勢が伺え好感がもてる。

 

私の両隣が女性で、そういった機会はほとんどないのだが、彼女らの集中力が高く恐れ入った。音を立てずに静かに聴き入る姿勢であることはもちろんのこと、手を上にあげたりタイミングよく行う拍手の仕方など素晴らしかった。一緒に来ていた人とのおしゃべりからするとどうやら合唱団の知り合いらしい。こういう良客の輪が広がってほしい。

 

2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとうから住吉駅へ通じる道の、公演後の様子。左側に猿江恩賜公園がある。
2017年8月20日 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団公演 ティアラこうとうから住吉駅へ通じる道の、公演後の様子。左側に猿江恩賜公園がある。

 

合唱団を含むアンコールがあるという良いサプライズがあったが、時間が経ってみると、驚くほどに本公演に対する思いや感情がない。

しかし、本公演当日の私のメモには『重く、温かく、ドラマチックな音』と書いてある。

それが何を意味するのか、今の私には分からない。

 

ティアラこうとう(東京・住吉)の概要

  • ティアラこうとう(東京・住吉)
  • 住所:〒135-0002 東京都江東区住吉2-28-36
  • アクセス:都営地下鉄新宿線・東京メトロ半蔵門線 住吉駅 A4出口より徒歩4分
  • 地図:【GoogleMap】https://goo.gl/maps/xsdqpcGmuvD2
  • サイト管理者:公益財団法人江東区文化コミュニティ財団
  • サイトアドレス:2017年9月7日現在(リンク設定後の連絡を求めているためリンクをしない)
    https://www.kcf.or.jp/tiara/

 

音楽会『真夏のレクイエム こうとう2017』の概要

  • 音楽会『真夏のレクイエム こうとう2017』
  • 日時:2017年8月20日 日曜日 15時-16時52分頃
  • 場所:ティアラこうとう 東京・住吉
  • プレコンサートあり
  • 演目1:モーツァルト『交響曲第38番 プラハ』
  • 演目2:モーツァルト『レクイエム』
  • アンコール:モーツァルト『アヴェ・ヴェルム・コルプス』
  • ソプラノ:盛田麻央
  • メゾソプラノ:金子美香
  • テノール:鈴木准
  • バリトン:友清崇
  • 合唱:ティアラこうとう真夏のレクイエム合唱団
  • 合唱指揮:四野見和敏
  • コンサートマスター:戸澤哲夫
  • 管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
  • 指揮:飯守泰次郎

本記事参考サイト:イベント情報|ティアラこうとう|公益財団法人江東区文化コミュニティ財団

  • 備考:『真夏のレクイエム こうとう2017』に関する演奏会の情報です。
  • サイト管理者:
  • サイトアドレス:2018年9月5日現在(リンク設定後の連絡を求めているためリンクをしない)
    https://www.kcf.or.jp/tiara/event/detail/?id=354
真夏のレクイエムこうとう2017のポスター:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、飯守泰次郎指揮『モーツァルト 交響曲第38番』『モーツァルト レクイエム』
真夏のレクイエムこうとう2017のポスター:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、飯守泰次郎指揮『モーツァルト 交響曲第38番』『モーツァルト レクイエム』

 

以上

  • 記事名:【飯守泰次郎】指揮・東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団『モーツァルト レクイエム』を聴いた 2017年夏
  • 記事更新日:2017年9月5日、2017年9月6日、2017年9月7日
  • 記事出典元:山上真オフィシャルサイト

【上岡敏之】指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団『ブラームスピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編)』をすみだトリフォニーホールとラジオで聴いた 2016年秋・2017年春

2016年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)ホール出入口に掲示されたチラシ
2016年9月16日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)ホール出入口に掲示されたチラシ

 

フライングの拍手もフライングのブラボーもなし、が良い

2016年9月17日

公演終わってから暫く興奮が静まらず、夜となった今も余韻に浸る。

鈴の汚れた音が1階の左から右から聞こえ、紙、ビニールの雑音や物が落ちた音が多数。なんだこれは。

アンヌ・ケフェレックのピアノ独奏時の遠慮ない音など、不快感にキリがないが

フライングの、拍手もブラボーもなしが良い。

 

すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)の裏側。電車の中から見えるかもしれない。
すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)の裏側。電車の中から見えるかもしれない。

 

モーツァルトで心地よいふわふわ感と眠気を催す安心感を覚え

ヘンデルで不意に目頭が熱くなる。

ブラームスで興奮が急激に頂点に達して

アンコール(もブラームス)で、自分にプライベートではないことで苦しく思うところもあって、涙が流れた。笑顔になった。

急遽決めたこの公演、やっぱり来て良かった。

 

2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 人物写真向かって左がソリスト:ピアノのアンヌ・ケフェレック、同じく右が指揮:上岡敏之。
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 人物写真向かって左がソリスト:ピアノのアンヌ・ケフェレック(写真が小さい)、同じく右が指揮:上岡敏之。

 

音のみで心動かされたことは軽く驚き、嬉しくなった

2017年3月28日

19時30分から21時10分まで、NHK・FMにてこの公演の前日、2016年9月16日に行われた同じ内容の公演の録音を聴いた。番組ゲストとして、その公演の指揮をした新日本フィル音楽監督・上岡敏之が迎えられた。

私は番組開始10分ほどと、その終わりの20分ほどしか聴けなかった。しかし、上岡敏之の『日本では指揮者は年を取ってから有難がられて』『そのような年になる前に日本で責任ある立場でやってみたいなと思っていたら』といった旨の話を聞くことができたことも良かった(ただし、言葉は一言一句覚えているわけではない。ニュアンス、主旨を記録しておくものである)。

 

2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子

 

上岡と新日本フィルの、モーツァルトのふわふわ感(また聴いたほうが良い曲だ、と思えたことに驚いた)、ブラームスで覚えた興奮をラジオで、再度思い出すことができた。

実際の公演に足を運んで生の音を聴いたという事情もあろうが、彼の指揮の姿を目の前にしなくても、音のみで心動かされたことは軽く驚き、嬉しくなった。音楽そのものが生き生きしているということなのかもしれない。

 

実演と非実演と 音楽は各人の好き嫌い、良し悪しがある

ラジオやCD、テレビや映像と実際の公演とは、やはり異なるものだ。

だから、ラジオやCDで良いなと思えなくても、実際の公演に足を運んで生の音を聴くことで良いなと思える可能性はゼロではない。実演に接してから判断をすればよいはずだ。

 

しかし、コンサートホールに足を運んで演奏を聴くということは、時間や場所、金などの少なからずの超えるべき壁がある。

ラジオやテレビ、果てはCDや『映像』などで労少なくして音楽を耳にすることができる状況が整った現在において、その中で『おかしい、変だ』『何が良いんだろうか分からない』と感じた指揮者、オーケストラ、ソリストなどが出演する公演に足を運ぶことは、以前にも増して難しくなっているのではないか。

 

いくら少なからずの人間が『この指揮者は素晴らしい』『このオーケストラと相性ぴったりだ』『この演奏を聴いて感動しない人間は、どうかしている』などと口にしても、それは所詮他人の感想。もしかしたら戯言に過ぎないかもしれない。増してや音楽は、各人の好き嫌い、良し悪しがある。数字では表しきれないもの、人気の大きさでは図り難いものがある。

 

2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子02
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子02

 

日本でも人気のある某指揮者。

彼の公演に私は縁なく、2017年3月に初めて映像で見聞きした。異名もあるピアノ協奏曲。

見た目忙しなく音、テンポにピンとこない。

2017年に数回、彼が日本で指揮するもので関心ある公演があるが、そのうち1回を取り止めた。

ソリストも、今年来日する大物でリサイタルに関心あったが、取り止めた。

『実演に接してから判断を』と『良し悪しは自らの信ずるままに』と。

しかしどうやら、私は後者を選択しつつある。

 

久しぶりに手に取った『新日本フィルハーモニー交響楽団 2016年9月演奏会プログラム』。この公演に関するパンフレットだ。

表紙を開いてすぐのところに、音楽監督に就任した上岡敏之の『Season Message』が記載されていた。いくつかあるのだが、次のメッセージも印象深い。

 

そしてヨーロッパのように、オーケストラが皆様に暖かく見守られながら一緒に歩めたら素晴らしいですね。

■発言者:上岡敏之(新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督) ■出典元:『新日本フィルハーモニー交響楽団 2016年9月演奏会プログラム』

 

上岡敏之、彼のみならず他の指揮者に、ソリスト、そして新日本フィルに。彼らのいくつかの公演を楽しみにしその日々を迎えることは、他人からすれば『たかが』のことであろう。くだらないことかもしれないが、私にとってここ1年の、素晴らしいことだ。自らを信じ良し悪しを決めて、次の1年を歩みたい。

 

音楽会『新日本フィルハーモニー交響楽団 第562回トパーズ<トリフォニー・シリーズ>』の概要

  • 音楽会『新日本フィルハーモニー交響楽団 第562回トパーズ<トリフォニー・シリーズ>』の概要
  • 日時:2016年9月17日 土曜日 14時
  • 場所:すみだトリフォニーホール 東京・錦糸町
  • 演目1:モーツァルト『交響曲第33番』
  • 演目2:モーツァルト『ピアノ協奏曲第27番』
  • アンコール アンヌ・ケフェレック:ヘンデル(ケンプ編曲)『メヌエット』
  • 演目3:ブラームス(シェーンベルク編)『ピアノ四重奏曲第1番』
  • アンコール ブラームス『ハンガリー舞曲第1番』
  • ピアノ:アンヌ・ケフェレック
  • コンサートマスター:崔文洙
  • 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
  • 指揮:上岡敏之
  • 備考:同じプログラムで、前日の2016年9月16日金曜日19時より公演がありました。

本記事参考サイト:#562 トパーズ【新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic】

  • 備考:ソリストにピアノのアンヌ・ケフェレックを迎え、音楽監督である上岡敏之が指揮した演奏会の情報です。
  • サイト管理者:公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団
  • サイトアドレス:2017年9月11日現在 https://www.njp.or.jp/archives/25
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子03
2016年9月17日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子03

 

以上

  • 記事名:【上岡敏之】指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団『ブラームスピアノ四重奏曲第1番(シェーンベルク編)』をすみだトリフォニーホールとラジオで聴いた 2016年秋・2017年春
  • 記事更新日:★2016年9月17日、★2016年9月18日、2017年3月25日、2017年4月15日、2017年4月16日、2017年9月11日
  • 記事出典元:★Twitter 山上真@makotomys、山上真オフィシャルサイト

【上岡敏之】指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団『ベートーヴェン交響曲第5番』を聴いた 燃える秋 2016年秋

2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)ホール出入口に掲示されたチラシ
2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 すみだトリフォニーホール(東京・錦糸町)ホール出入口に掲示されたチラシ

 

公演前の東京駅にて 丸の内駅舎、『東京エキマチ』、うどん屋『麦まる』

2016年10月15日 土曜日

待ちに待った快晴。

楽しみにしていた上岡敏之指揮の新日本フィルの公演をより良いものにしてくれた。

お天道様、ありがとう。

 

その前に足を運んだ東京駅。

私は半袖ではなかったが、羽織ものを脱いでシャツで過ごした。

東京駅で入手できる隔月発行の『東京エキマチ』をもらう。いつの号も濃い内容を読める無料マガジン。初号からの読者で嬉しい。

 

東京駅の丸の内駅舎(東京都千代田区) 2016年10月15日は快晴。上着を脱いで半袖になった人がいるほどの暑さだった。
東京駅の丸の内駅舎(東京都千代田区) 2016年10月15日は快晴。上着を脱いで半袖になった人がいるほどの暑さだった。

 

本記事参考サイト:東京エキマチ|Tokyo Station City

  • 備考:『東京エキマチ』は「東京駅と、周辺に広がる6つの「マチ」。「大手町」「丸の内」「有楽町」「日本橋」「八重洲」「京橋」の歴史や最新ニュース、おいしいもの、散歩スポットなどを紹介するフリーマガジン」です(下記のサイトの案内による)。やっぱり手にとって見る実物、マガジンが良いのです。
  • サイト管理者:東京ステーションシティ運営協議会
  • サイトアドレス:2017年9月12日現在
    http://www.tokyostationcity.com/sightseeing/tokyoekimachi/

 

公演前の昼食。

東京駅のある蕎麦屋。千円以下で座って食べるシステムはいいのだが、出入口が騒々しく止めた。

八重洲地下街の『麦まる』へ。

以前に来た日の平日12時は一目見て取り止めるほどの大行列だったが、今回の週末12時半は行列もなく席も選べた。

かけうどんを1,5玉、天ぷらは茄子と芋。合わせて560円。

店員の大きな声での挨拶も嬉しく、今度も来ようという心持ちになる。

 

うどん屋『麦まる 八重洲地下街南口店』(東京都千代田区) 写真撮影日は2016年2月21日
うどん屋『麦まる 八重洲地下街南口店』(東京都千代田区) 写真撮影日は2016年2月21日

 

本記事参考サイト:麦まる 店舗一覧|グルメ杵屋

  • サイト管理者:株式会社グルメ杵屋
  • サイトアドレス:2017年9月12日現在
    http://www.gourmet-kineya.co.jp/search/list.php?gid=35&erid=1

 

上岡敏之と新日本フィル 私は秋に燃える

作曲家ベートーヴェンは苦手なのに

燃えた。

すみだトリフォニーホールにて行われた今日のオール・ベートーヴェンプログラムに嬉しくなった。

ベートーヴェンは、私にとって距離のある作曲家。

正統派プログラムで、昨年2015年末の読響と上岡敏之の『第九』がとても良かったのでこの指揮者ならば、と楽しみにしていたこの公演。

 

『コリオラン』で来て良かったと思い

『ヴァイオリン協奏曲』で泣いて

『運命』で熱くなった。

 

昼食にかけうどんを1,5玉、天ぷらは茄子、芋を平らげたにもかかわらず、昼間に眠くならずに、アンコールの最後まで聴くことができたのは、新日本フィル、崔文洙、そして上岡敏之の演奏に私が燃えたからだ。

 

2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演前のホール出入口の様子
2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演前のホール出入口の様子

 

→本サイト関連記事 良し悪しは自らの信ずるままに【上岡敏之】指揮・読売日本交響楽団『ベートーヴェン 第九』を聴いた 2016年正月

 

指揮者やソリストの横顔が見える場所で聴く

上岡敏之は何度も横を向いたので、笑顔も、険しい顔も見た。

彼の息遣いが際限なく聞こえてきて、聴く者の公演の当事者意識がかなり高くなって良い。

指揮棒が譜面台や落下防止バーに当たる音が何度も聞こえた。

 

しかし、この席の問題は、席の落下防止バーが始終目に入ること。クラクラしないまでも目が疲れてしまう。ミューザ川崎シンフォニーホールの3階サイド席では、演奏の途中で本当にクラクラしてしまった。

この問題については公演中に、3階の同じような席の中で解決できそうな席を見つけた。

それは良いのだが、それらの席の後日のチケットは、さすがに時間が経たずに大部分が売れ切れていた。

他方で、チケット発売日当日に対応したいと思うほどの意欲はない。席の絶対数が少なすぎるからだ。

 

客入りが良くなくても観客は、気にする必要はない

客の入りが6割前後に見えて開演前は残念に思ったが、始まればそれで良かった。

咳払いなどの耳障りな音はあったがさほどではなく、目くじらを立てるフライング拍手でもなかった。

ブラボーブラボーも良い気持ちになった。

 

2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 錦糸町駅北口方面からすみだトリフォニーホールへ通じる通路の、公演前の様子
2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 錦糸町駅北口方面からすみだトリフォニーホールへ通じる通路の、公演前の様子

 

ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲』

『ヴァイオリン協奏曲』で冒頭から泣けてきて鼻水が止まらず困った。

元々『ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲』に何ら思い入れがなく、正直に言えば、この日のヴァイオリンの音も好みではなかった。

しかし良かったのだ。またこの曲を聴きたいと思った。ベートーヴェンの『ヴァイオリン協奏曲』だからこの公演には行かない、と私の判断が激減するように思う。

ベートーヴェンに近づけたように思う。ありがとう。

ヴァイオリンの崔文洙のアンコール『J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番よりアダージョ』も良かった。天井を見上げて思考する時間、一瞬ながら生まれた。なんと贅沢なことか。

 

「興醒めよね、ベートーヴェンの後にモーツァルトで」

そう公演後の見知らぬご婦人の声。相手の返事は聞き取れなかった。

アンコールは『モーツァルト フィガロの結婚より序曲』。

上岡敏之は、一つの公演のプログラムにおける各曲の調性の親和性に重きを置いているとのことだから、『ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲』との兼ね合いでこの曲を選んだのかもしれない。

また2016年9月9日の、上岡敏之音楽監督就任記念定期演奏会と銘打たれたオール・リヒャルト・シュトラウスプログラムのアンコールとして『リヒャルト・シュトラウス 歌劇サロメよりサロメの踊り』を演奏したことも踏まえると、新日本フィルが大きなオペラ公演に携わりたいという高い意気込みを表明しているのかもしれない。

 

「上岡さん。実物の顔はもっと若く見えたのよ」

ホール出入口の柱に貼られた公演の写真を見て「そうそう、この人よ上岡さん。実物の顔はもっと若く見えたのよ。でも私目が悪いから」となぜかオチをつける別のご婦人。

私は並んでいないが、公演後のサイン会の列は長かった。女性が多かったように見受けたがいかに。

 

2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口に掲示された公演チラシを見るご婦人方
2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口に掲示された公演チラシを見るご婦人方
 

公演が生み出した興奮が身体を東京スカイツリーに向かわせる

新日本フィルの公演で燃えて心持ちが良くなって、その勢いで、予定になかった東京スカイツリーへ。

タワービュー通りを真っ直ぐ歩いて20分ほど。

スカイツリーには昇らなかったが、人が多くて驚いた。

そういえば公演前、錦糸町駅を出るとき「わあ、スカイツリー大きい!」と声をあげて喜んでいた子供たちがいた。

 

【東京スカイツリー】を京成電鉄・都営地下鉄・東京メトロ・東武鉄道押上駅(東京都墨田区)近く『ソラマチひろば』より臨む 建物に記載されている文字は『soramachi』『すみだ水族館』である。
【東京スカイツリー】を京成電鉄・都営地下鉄・東京メトロ・東武鉄道押上駅(東京都墨田区)近く『ソラマチひろば』より臨む 建物に記載されている文字は『soramachi』『すみだ水族館』である。

 

→ 本サイト関連記事:【東京スカイツリー】を押上、錦糸町で見た 初めて東京スカイツリーへ行った(東京都墨田区)2016年秋

 

東京スカイツリーから錦糸町駅に戻る途中、すみだトリフォニーホールの下を通ったら、公演関係者がタクシーに乗り込む場面に出くわした。

17時半頃だったか。大変なものだ。

 

上岡敏之で『運命』を聴いたその日に、午後11時前、シェアラジオ特別番組『宇多田ヒカルのファントーム・アワー』(ラジオ日本)の中で『マイ・ウェイ』を聴くとは何という日なのか。若い頃の藤圭子の歌で。

マイ・ウェイ、我が道、我が定め。

良い日だ。

涙もろいにもほどがある。

 

※ 追記 2016年11月29日

再来年の2018年3月10日土曜日の18時より、上岡敏之は新日本フィルハーモニー交響楽団と『ブラームス 交響曲第1番』の演奏会を行います。

東京・錦糸町のすみだトリフォニーホールにおいて『すみだトリフォニーホール開館20周年記念』および『すみだ平和祈念コンサート2018《すみだ×広島》』と銘打たれて行われるものです。

気の早い話ですが、とても楽しみなコンサートです。『ブラームス 交響曲第1番』と『平和祈念』がどのように結びつくのか、それも興味深いものです。

 

詳細は、すみだトリフォニーホールの公式サイトの公演ページで確認することができます。

→ 2017年9月12日現在

https://www.triphony.com/concert/detail/2016-11-001230.html

以上。

 

音楽会『新日本フィルハーモニー交響楽団 第1回ルビー<アフタヌーンコンサート・シリーズ>』の概要

  • 音楽会『新日本フィルハーモニー交響楽団 第1回ルビー<アフタヌーンコンサート・シリーズ>』
  • 日時:2016年10月15日 土曜日 14時-16時10分頃
  • 場所:すみだトリフォニーホール 東京・錦糸町
  • 演目1:ベートーヴェン『序曲 コリオラン』
  • 演目2:ベートーヴェン『ヴァイオリン協奏曲』
  • アンコール 崔文洙:J.S.バッハ『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番よりアダージョ』
  • 演目3:ベートーヴェン『交響曲第5番』
  • アンコール:モーツァルト『フィガロの結婚 序曲』
  • ヴァイオリン:崔文洙
  • コンサートマスター:西江辰郎(前半2曲)、崔文洙(後半1曲、アンコール曲)
  • 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
  • 指揮:上岡敏之
  • 備考:同じプログラムで、前日の2016年10月14日金曜日14時より公演がありました。

本記事参考サイト:#1 ルビー【新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic】

  • 備考:オール・ベートーヴェンプログラム(序曲『コリオラン』、ヴァイオリン協奏曲、交響曲第5番)に関する演奏会の情報です。
  • サイト管理者:公益財団法人新日本フィルハーモニー交響楽団
  • サイトアドレス:2017年9月12日現在
    https://www.njp.or.jp/archives/9

 

2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子
2016年10月15日 新日本フィルハーモニー交響楽団公演 公演後のホール出入口の様子

 

以上

  • 記事名:【上岡敏之】指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団『ベートーヴェン交響曲第5番』を聴いた 燃える秋 2016年秋
  • 記事更新日:★2016年10月15日、★2016年10月16日、2016年10月27日、2016年11月29日、2017年4月6日、2017年9月12日
  • 記事出典元:★Twitter 山上真@makotomys、山上真オフィシャルサイト