大河ドラマで思い出す『独眼竜政宗』、【作曲家・池辺晋一郎】2010年冬

作曲家【池辺晋一郎】『独眼竜政宗』NHK、1987年

『思い出に残るNHK大河ドラマ』と私

昨日2010年12月16日、12月16日の日刊スポーツには興味深い記事が載っていました。『思い出に残るNHK大河ドラマ』としてアンケートをとった結果が載っていたのです。

ここ数年はまともに見ていませんがそれでも、大河ドラマには強い憧れを抱いています。

第5位『利家とまつ』 71票

前田利家(唐沢寿明)

前田利家の妻・まつ(松嶋奈々子)

織田信長(反町隆史)

佐々成政の妻・はる(天海祐希)

豊臣秀吉(香川照之)

豊臣秀吉の役で、香川照之は素晴らしいと思いました。

それまでは彼を好きではなく興味がなかったのですが、天下を我が手中にせんとする秀吉の凄みと怖さに私は飲み込まれたのです。

本サイト関連記事:俳優・香川照之について

■ ドラマ『龍馬伝』の【福山雅治】【香川照之】 評価するって難しい 2010年春

第4位『武田信玄』 73票

武田信玄(中井貴一)

上杉謙信(柴田恭平)

今川義元(中村勘九郎、後の18代目中村勘三郎)

北条氏康(杉良太郎)

山本勘助(西田敏行)

八重の役で、小川真由美はやはりすごいと思いました。

既にトップ女優だった小川真由美ですから、すごいのは当然なのかもしれませんが、あの顔メイクに、あの声怖さに、あの振る舞いに、心を鷲掴みにされないわけがありません。

「この化け物め!」と言われるのも無理はありません。

第3位『新撰組!』 80票

近藤勇(香取慎吾)

土方歳三(山本耕史)

沖田総司(藤原竜也)

斎藤一(オダギリジョー)

芹沢鴨(佐藤浩市)

この作品にほとんど関心がなく、今思い出そうとしても思い出せません。

数少ない、思い出せた俳優は、山南敬助の堺雅人と坂本竜馬の江口洋介です。

本サイト関連記事:俳優・江口洋介、オダギリジョーについて

■ 江口洋介のドラマ『チェイス』を見た【0】概要 2010年春

■ 大滝秀治追悼 オダギリジョーのドラマ『塀の中の中学校』(平成22年10月11日)を見た 2012秋

第2位『篤姫』 85票

篤姫(宮崎あおい)

小松帯刀(瑛太)

徳川家定(堺雅人)

幾島(松坂慶子)

勝海舟(北大路欣也)

小松帯刀を演じた瑛太は確かに、確かによかった。彼の愛人役の原田夏希のファンであることもあって、羨ましく思いながらも、なんだか分かるな、と思ったものです。

松坂慶子演じる幾島が、小沢征悦演じる西郷隆盛に直談判した場面では、涙が止まらなくなりました。

第1位『独眼竜政宗』 253票

伊達政宗(渡辺謙)

お東の方(岩下志麻)

片倉景綱(西郷輝彦)

伊達輝宗(北大路欣也)

豊臣秀吉(勝新太郎)

『思い出に残るNHK大河ドラマ』アンケート結果

  • 全1,364票
  • 第1位『独眼竜政宗』
  • 第2位『篤姫』
  • 第3位『新選組!』
  • 第4位『武田信玄』
  • 第5位『利家とまつ』

■出典元:日刊スポーツ 2010年12月16日木曜日

 

NHK大河ドラマ『独眼竜政宗』で印象深い場面

第1位の『独眼竜政宗』といいますと、このような場面が思い浮かびます。

  • そのとおり、あれが伊達政宗だ!と言わしめる渡辺謙の素晴らしさ
  • 「梵天丸もかくありたい」の幼少の政宗と大滝秀治演じる虎哉宗乙との心打たれるやり取り
  • 勝新太郎演じる豊臣秀吉と覚悟を決めた政宗との対峙

『独眼竜政宗』のオープニングテーマ

それら以上といってもいい、私にとって印象深いものが『独眼竜政宗』のオープニングです。

大河ドラマのオープニングですぐさま思い浮かぶのは『武田信玄』と『独眼竜政宗』です。いずれも、音楽自体の大きさ、清々しさ、格好の良さはもちろんのこと、その音楽と映像とが一体となって、目と耳に飛び込んでくるその3分ほどのひと時は、時を越えて今でも私の心を動かし、また掴んで離さないのです。

  • 政宗が軍配を天高く上げ大地に振り下ろすそのさまに 号令がかかったかのごとく高らかに鳴る音
  • 薄暗闇に漂う光の波間に 心を宙高く連れ去ってしまうかのような一筋のオンド・マルトノ
  • 人は最後の最後まで輝くことができる いくつものきらめきが散りばめられた音楽の最後の最後に そう教えてくれるかのような高揚感とどこまでも響き渡る鐘の音

ドラマ『独眼竜政宗』の概要

  • テレビ:『独眼竜政宗』
  • 放送日:1987年1月4日~12月13日
  • 放送局:NHK総合
  • 出演:渡辺謙、大滝秀治、勝新太郎、津川雅彦、北大路欣也、岩下志麻、ほか

 

宝石を生み出す作曲家 池辺晋一郎

『独眼竜政宗』のオープニングテーマを作曲したのは、池辺晋一郎です。

ユーチューブでは、池辺晋一郎自身が東京フィルハーモニーを指揮した『独眼竜政宗』のオープニングテーマを聞くことができます。ドラマの映像はセットになっていないのですが、いつまでも目をつむり余韻に浸っていたくなる良いものでした(※ 2014年1月27日時点で、ありません。)。

池辺晋一郎による『黄金の日日』『元禄繚乱』、そして『独眼竜政宗』

池辺晋一郎が作曲した大河ドラマのオープニングテーマでは、数ヶ月前に初めて聴いた『黄金の日々』のものも良かったです。

また『元禄繚乱』は、いわばサビの部分の映像と相まった高揚感、特に第1話のものは始めて見たことの新鮮さと合わせて、良いものに接したことの感動は今でも覚えています。

映像が上に昇っていくなかで3人のキャストのテロップが出るのですが、始めに右(または左)に出て、次に反対の左(または右)に出て、最後に中央にドーンと出るその形式は、後にも先にも見たことがありません。

そのキャストで思い浮かぶのははっきりとは覚えていませんが、柳沢保明の村上弘明、色部又四郎の松平健、桂昌院の京マチ子、徳川綱吉の萩原健一など。

いやー本当に良いものを見ました。本編はほとんど覚えていませんから余計にです。

そう考えますと私にとって、『独眼竜政宗』と池辺晋一郎は切っても切り離せない、のみならず、大河ドラマと池辺晋一郎が切っても切り離せないといってもいいものです。

テレビドラマですから俳優女優が主役なのでしょうが、それらを支え成り立たせる音楽もまた、脇役の渋さ、際立つ個性のみならず(最近聞くものは凡庸なものが少なくないから余計に)それ自体がまばゆく輝く宝石です。

宝石を自らの手で作り出すことのできる池辺晋一郎、音楽家は素晴らしい。

本記事参考サイト:独眼流正宗 原田 節(ハラダ タカシ)Takashi Harada Ondes Martenot.mpg

  • 備考:独眼竜政宗のオープニングテーマです。指揮は下野竜也です。
  • サイト管理者:YouTube upaimele
  • サイトアドレス:2017年10月21日現在 http://youtu.be/IIw346Z_5fc

本記事参考サイト:池辺晋一郎 | TOKYO CONCERTS

  • 備考:所属先である東京コンサーツによる池辺晋一郎の紹介です。
  • サイト管理者:株式会社東京コンサーツ
  • サイトアドレス:2017年10月21日現在
    http://www.tokyo-concerts.co.jp/jp/artists/%E6%B1%A0%E8%BE%BA%E6%99%8B%E4%B8%80%E9%83%8E/

 

以上

  • 記事名:大河ドラマで思い出す『独眼竜政宗』、【作曲家・池辺晋一郎】2010年冬
  • 記事更新日:2010年12月17日、2014年1月27日、2015年10月8日、2015年12月24日、2016年2月9日、2016年3月9日、2017年10月21日
  • 記事出典元:山上真の「本当に笑顔にできるんですか!! 大河ドラマ 独眼竜政宗 池辺晋一郎」

歌【セカンド・ラブ】と中森明菜をつなぐ『If not』 2009年秋

歌『セカンド・ラブ』1982年。中森明菜、詞来生えつこ、曲来生たかお、編萩田光雄。

セカンド・ラブは恋も二度目『だから』

この曲は『恋も二度目なら』で始まります。

甘い雰囲気のなかを、ほんのわずかなもののはずなのに、あまりにも大きなもののように感じる悲しみや切なさが漂う、そんな年の頃の気持ちを歌いあげたであろう『セカンド・ラブ』。

何度聴いても、再び聴きたくなる曲です。

ああそれなのに。

私は今まで『恋も二度目なら』の『なら』の意味を間違って解釈していました。

『If』つまり『もしも~ならば』という仮定の意味だと思っていたんです。恋も二度目『だから』少しは上手に愛のメッセージ伝えたい、であるのに。

『恋も二度目なら』の直後の歌詞が頭に入っていなかったのです。

好きであっても、何度となく接していても分からない、というのは恥ずかしいことです。

 

実際に起こったことに『If』はない

もしも、『セカンド・ラブ』の歌詞全てを知っていたならば、こんなに恥ずかしい思いはしなかったのに、というのは後の祭り。実際に起こってしまったことに『If』もなければ『タラレバ』もありません。

ここ数年は全く買っていませんが、私の好きな競馬の世界でも『仮にこうなっ【タラ】』『もしもこのようにす【レバ】』のタラレバは禁句です。先週日曜日の菊花賞の優勝馬スリーロールス号に大注目していましたから『仮に単勝を買っていたら、笑いがとまらなかったな、ウッシッシ』という話はなしよ、って話です。

『セカンド・ラブ』や『スローモーション』に聴く中森明菜のかわいげのある、しかしこわれそうな声は、時が経つにつれて変化を遂げ、元騎手・岡部幸雄がトウカイテイオー号を形容したがごとく、中森明菜の声は『地の果てまでも』届かんばかりの、迫りくる伸びのある声で人を魅了し、それは『DESIRE』という大きな実を結びます。

本記事参考サイト:「栄光の名馬たち トウカイテイオー⑦ 産経大阪杯」

  • 備考:岡部幸雄騎手が初めてトウカイテイオーに騎乗したレース。ムチも入れず、手綱を持ったままで圧勝です。
  • サイト管理者:YouTube rakko2111
  • サイトアドレス:2017年12月1日現在 http://youtu.be/z6q_HbJ52ww

本記事参考サイト:中森明菜 – DESIRE~情熱~ 完全版

  • 備考:中森明菜が『歌のトップテン』に出演した時のものの『DESIRE』です。バックダンサーはなし。それにしても本当に『BURNING HEART』の部分はよく声が伸びています。私には何て言っているのか聞き取れませんが。それでも良いのです。彼女は地声で歌っていると思う。
  • サイト管理者:YouTube Akinadayo 160308
  • サイトアドレス:2016年4月30日現在 https://youtu.be/aE4EldQoxzw 2017年12月1日以前に削除された

 

それでも中森明菜に『If』を求めたい

しかし、本当に『If』はあってはならないものなのでしょうか。

Ifがなければ夢も希望もないような、そんな味気ない人生になってしまいはしないか。

人生に、人には、夢も希望も必要ではないのか。

『もしこの仕事が二度目なら』と思うことがあるかもしれません。

  • 一度やっておけば上手くできたはずなのに
  • あれもやってこれもやって、準備万端で臨めただろうに
  • 初めてだから、できなくたって仕方がない、そうだ、しょうがないんだ

仕事はいつでも待ったなしで幕があがります。

それなのに「経験を積んでおけば…」「初体験は仕方なし」というのでは済まないはずです。

やはり『If』はあってはならないものなのでしょうか。それでも、私は、歌手・中森明菜に『If』を求めたくなるのです。

歌手・松田聖子と二分する人気歌手だったころの、中森明菜のきらめきは今や私たちに届かなくなりました。近年では、彼女の歌を生番組や新作CDで聴くことのできる機会は減っています。

その理由を声に求めれば、それは地の果てまでも届かんばかりの声がなくなってしまったこと。いろいろと苦しみ悲しみ、そのストレスが声に及ぼした影響は少なくないのでしょうが、もしも、1989年のあのことがなければ、と思わずにはいられません。

しかし、そうでありながらも、数年前に音楽番組『ザ・ベストテン』で聴いた『ミ・アモーレ』は中森明菜の良さが伝わってきたものでした。ああ、聴けて良かったと思ったのです。それはこれまでの彼女の積み重ねてきたいろいろな経験と歌そのものへの彼女の熱い思いがそうさせたのでしょうか。

 

仕事では『If not』で余裕を生み出し、お客様の喜びを導く

『If』のもつ夢や希望はあってもいいはずです。いや、なくてはならない。

しかし、そのことをそのまま仕事にもちこむのはいかがなものなのか。仕事には己のみならず相手がいる。お客様がいます。違った形で、しかもIfの思いをかなえることはできないか。

そのことを『If not』に託したいのです。

『If not』は『たとえ~としても』の意味をもちます。『もしこの仕事が二度目なら』の『If 』ではありません。『たとえこの仕事が二度目でないとしても』の『If not』です。

たとえこの仕事が二度目でないとしても

  • この仕事に一生懸命に取り組みたい
  • この仕事を上手くやり遂げたい
  • お客様に喜んでいただくため、あらゆる方策を考え抜きます
  • お客様から笑顔をちょうだいするため最善を尽くします

その思いを裏打ちする、仕事への情熱ひいてはお客様に喜んでいただきたいという仕事に取り組む者としての自然な姿勢がたとえ経験の浅い、経験のないことであっても毅然とした態度で臨むという余裕を生み出す。

余裕という『If not 』が仕事を成功へと導きお客様を笑顔にする。

仕事の『けいこ不足を幕は待たない』ものですが、しかし『たとえ、この仕事が二度目でない、としても』という『If not』という名の余裕を生み出し仕事に接する。お客様に接する。

『If』だけではなく、『If not』にも夢や希望が見い出せるのです。

 

『セカンド・ラブ』で今をひととき忘れる

たとえ歌手・中森明菜が『地の果てまでも』届かんばかりの声ではない、としても歌手・中森明菜の人生、これまでの歌人生はなくなるものではありません。

いつ、何度でも『セカンド・ラブ』を聴くと、初めて聴いたあの頃の、心動かされるあの喜びを思い出すのです。まるで『時間ごと どこかへ 運んでほしい』という思いを見透かすように。

 

歌『セカンド・ラブ』の概要

  • 発表年:1982年
  • 作詞:来生えつこ
  • 作曲:来生たかお
  • 編曲:萩田光雄
  • 歌:中森明菜

 

以上

  • 記事名:歌【セカンド・ラブ】と中森明菜をつなぐ『If not』 2009年秋
  • 記事更新日:2009年10月30日ー11月1日、2014年1月24日、2015年10月25日、2015年12月16日、2015年12月31日、2016年1月9日、2016年2月16日、2016年4月30日、2017年12月1日
  • 記事出典元:山上真の「本当に笑顔にできるんですか!!」の「テレビで 育ち 支えられ・「セカンド・ラブ」と中森明菜をつなぐ「If not」」